ちょうど1年前に、日本語文法文章論を書いている。次に再録する
>2016-06-29 08:29:22 | 日本語文章
国語文法は読み書きの伝統を受け継いで書き言葉の作法、文法を追求してきた。
第2次大戦の戦後70年、読み書きは言語生活に捉えられ、国語教育は聞く話す読む書くの技能を柱として民主主義を標榜して進められて来た。
それは、表現と理解の領域をもって言語教育になってきている。
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アジトは隠語である。位相語とも見える。隠れ家、秘密場所という意味内容で、政治組織の陰謀によるニュアンスがある。警察用語で、犯人のアジトと言えば、隠れて潜伏する場所にもなる。その語が使われたのには労働運動の会合のためにもっぱら使われたことがあり、地下組織の場所であるか、宣伝司令部もそこにイメージされる。アンビリーバボーの番組で、警察長トップの狙撃事件をドキュメンタリー風に再構成していた。時効となり、複雑な事件背景を描いていたが、そのなかで、一人の犯人とされる男のアジトとなったアパート、そこにあった所持品などから、番組の演出とはいえ、日本の犯罪に出てくる隠れ家の模様たっぷりだった。番組自体は未解決事件のありようを示していたが、いまの世相を髣髴とさせる。かつての共謀による社会騒乱行われた時代である。 . . . 本文を読む
Q:一から十まで発音するとき、四と七だけ違う読み方をするのはなぜか。――いち にー さん し ご ろく しち はち きゅう じゅう この数え方で、し を、よん と読むことと、しち を、なな と読むことを、Qにしていることか。数の読み方は、また、ひい ふう みい よお いつ むう なな やあ ここの とお とするものが、古来行われてきているから、これを対照して、音読み、訓読みとすることが言われる。数詞として、ひとつ ふたつ みっつ よっつ いつつ むっつ ななつ やっつ ここのつ とおつ となるが、とお には、じっこ となる。このようにみると、し しち の二つについて、読みが違うということが、それだけではないということがわかる。しかし、音読みと訓読みとする数の数え方が、いち、に、さん、よん、ご、ろく、なな、はち、きゅう、じゅう となるのも、数詞としては見られるから、4 7 の読み方が訓読みになる理由を質問している。 . . . 本文を読む