喫茶店で瞑想して、 銭湯で元気になる

日本中の素敵な建物たちを見て歩き

記憶への散歩

2006-02-11 | 建築

近代建築探訪仲間が青山アパートで写真展を開催しているので、今日はグランドオープンの表参道ヒルズへ無謀にも行ってきました。六本木駅からぐるっと回って歩いていく。でもここらあたりは、歩いていても楽しいものが見つからない。グランドオープンのため大勢の人出で、中に入るのも長蛇の列です。

私はここを、いつまでも青山アパートと呼びたい。

「同潤会記憶アパートメント」展Vol.5 
表参道ヒルズグランドオープン同時開催
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東京都渋谷区神宮前四丁目ココに何があったか憶えていますか?そう、ココには同潤会青山アパートメントがありました同潤会記憶アパートメントは展示者の写真、映像、モノたちだけではなく来場者のみなさんのコトバを通して青山アパートの魅力を探るプロジェクトです約80年建っていたアパートは人々に惜しまれつつも2003年解体されました蓄積された記憶がココにありますココにあなたの記憶も加えてください。

■会場■表参道ヒルズ 同潤館2階 ギャラリー同潤会
■日時■2006.02.11~17 11:00~19:00(最終日は?7:00)
■料金■無料
■主催■同潤会記憶アパートメント http://kioku.info     
TEL/FAX 050-3708-3306 mobile 090-8510-3923
■展示■いしまるあきこ 浅井久子 井村和人 井村六美 
      DO+(大西正紀+田中元子)
        大野三吉+杉本武志 オカムラヨシヒロ 
       河村正寛 タナカトシオ 
          塚本修史 Atelier426(西江幸久+北村奈世) 
       山内のどか
■協力■新井英夫 西村萌 野口伸吾 山本桐葉 パワーショベル
■協賛■ENZO/unice/KIKA Style/ONLY PLANET/Good Day Antique
■技術協賛■3Dコンソーシアム


仲間が作ったスクラップは、保存運動関わってない者から見た保存運動の記録。


建物の行方

2006-02-08 | 建築

西早稲田の大きな通りを歩いていて、ふとその奥にある商店建築に目が行きました。空き家になったBARのようです。そういえば、最近はこんな個人商店は、めっきり減ったのじゃないかな。どこへ行っても同じ内装のチェーン店ばかりじゃ、町歩きは楽しくないよな。

どっしりとした石の入口。新しいドアは愛嬌。

2階の窓も石の縁取り。じゅうこーです。もちろん、飲むのはウィスキーのロックです。


中井の中のスペイン

2006-02-07 | 建築

中井の林芙美子記念館の近くにあるO邸。ここも画家さんのお宅のはず。それにしてもこの見事なスパニッシュ。たくさんの木々が繁っているところも素晴らしい。ここは東京ですよ。久し振りに出かけて、残っていたのでほっとしました。

BOOKCHAIR

2006-02-06 | わたしの好きなもの

友達のぴりかさんが愛用しているBOOKCHAIRを、買い置きしてもらっていたら実はおねだりした形になって、この前、京都で会ったときに戴いてしまいました。ぴりかさん、ありがとう。

私はこんな風にパソコンの横に置いて、データ入力に使わせてもらっています。この場所は名付けて「小道の事務所」です。

下にある本は中村彝がモデルにしたエロシェンコさんの童話集で、偕成社文庫に入っているものです。


中井のアトリエ住宅

2006-02-05 | 建築

落合だけでなく西武新宿線の中井駅から近いところにも、画家さんのアトリエだった建物が残っています。久し振りに訪ねてみて、健在なのを確認しました。画室だったところは、全面に窓があって、光をたくさん浴びて制作に励んでいるところが想像できます。

このあたりは松本竣介が住んでいたり、アトリエがある林芙美子の住居もあります。その他にも画家さんの住宅が現在も残っているところです。

彝のアトリエ

2006-02-04 | 建築

明治20年に水戸で生れた中村彝は胸の病気で千葉で転地療養中の18歳のとき、水彩画を描きはじめて、菊坂にあった白馬会菊坂研究所に入所。20歳のときには太平洋画会に移り、中村不折や満谷国四郎の指導を受けました。

その頃、中村屋新宿店が開店。次の年、新宿角筈にあった中村屋の裏のアトリエに中原悌一郎と荻原守衛を訪ねて感化を受けたと云われいます。転居を繰り返し、丸善でレンブランドの画集を手に入れたのもこの頃です。

24歳のときに、中村屋裏の旧荻原守衛のアトリエに移転した彝は、代表作といえる相馬家の子供たちや俊子の像を多数描きました。俊子との結婚に反対された彝は、大正5年29歳になったときに、府下落合村下落合464番地にアトリエを新築しました。

そのアトリエです。


茨城県立美術館にアトリエは新築復元されていますが、実は下落合に彝さんのアトリエが残っているのです。彝さんファンの私は、多分、梶山公平著「夭折の画家 中村彝」の中で知ったのでしょう。アトリエがその後、画家の方がお住まいになっていると知って、その場所を訪れたことがありました。


気になりつつ、その後どうなったのか、心配をしていましたが、今、そのアトリエに少し動きがあるようです。どうか、いろんな画家の思いが残っているこの場所に、このアトリエがいつまでも残ってくれることを望みます。

 彝はここで約9年間を過ごし、結核のためにこの地で大正13年、37歳で亡くなりました。このアトリエで描かれた作品は多く、アトリエの様子がうかがえます。


佐伯公園に残る佐伯祐三のアトリエ。佐伯は彝を慕って、この地にアトリエを建てたとも言われています。


アル中??

2006-02-02 | 建築

アールデコ? 京都市の中学校、成徳中学の扉は、こんなにカッコイイ。略してアル中。

向こうの下駄箱まで、通して見える風景もいいなあ。重厚なアーチだけど、明るいエントランス。東京の復興小学校もだけど、京都も数多くの素敵な学校が残っています。そのどれもが個性的で、是非、残して欲しい建物たちです。

八百屋さん、バンザイ

2006-02-01 | 建築


京都の八百屋さんは凄い。2階には顔見世ステージがある!!
元々は何の建物だったんだろう。美人カフェで、お姉さんの顔見世でもやっていたのかなあ。両脇の窓のサンの細かさも、サイドまであるギザギザ模様も、凄過ぎです。