磐越西線の「馬下」駅のランプ小屋(油庫)は大切にされていました。
明治43年に開業の駅ですが、近代化遺産の資料では明治42年築になっています。
姿のよい建物で、プレートも設置されていました。
「馬下」(まおろし)で下車して、六野瀬まで歩いて、安田民俗資料館を訪ねてきました。
今は閉鎖中で、この移築建物たちの行末が心配です。
蒲原鉄道旧村松駅プラットホームの水のみ場(水飲器)。
タイル好きな私にはたまらないもの。
旧蒲原鉄道本社(旧村松駅) 大正12年
旧安田巡査部長派出所 昭和7年
新潟市旧坂井医院 昭和3年
(新潟県阿賀野市)
司馬遼太郎の「街道をゆく 潟のみち」の中に、新潟市の亀田郷という地域の
土地改良の歴史について語られているが、亀田郷では昭和30年ころまで、
背まで水に浸かりながら背泳のような姿勢で田植えを行っていたという。
その亀田の町にやってきた。
「明治の洋館100選」という本の中に、旧新潟県警察本部の玄関ポーチだけが、
住宅にはめ込まれていると書いてあった建物。
一部移築ということで、なんとなく、そのはめ込まれた先の住宅のほうには
考えが及ばなかった。
亀田駅から歩いて見に行くと、そこにはそびえる大きさの建物が建っていた。
改修中で良く見えなかったのは残念だったけど、住宅部分の大きさに度肝を抜かれた。
ネットの隙間から、移築された玄関部分が見えている。
後ろに回ってみると、住宅部分も古い建物だとわかる。
移築部分は明治13年、住宅のほうは移築された昭和7年ごろの建物なのかな。
太田さんと酒井さんと私で1枚のペーパーを作りました。
2010年7月の陸前高田市の風景を今の町の地図と重ね合わせたものです。
この街の復興はどのような形になるだろう。
これまでの土地の記憶をゼロにしての街の再生はあり得ない。
できればこの大切な記憶の延長に まちづくり が行われることを願っています。
http://www2u.biglobe.ne.jp/~komichi/Home_page/rikuzentakada.pdf
室蘭の旧織田医院が解体されたようです。
アーケードが取れて、全体が見渡せるようになった時に、
再度会いに行ったことが思い出されます。
追記 今年の2月ごろに解体されたようですね。
4月1日から17日まで、甲府の藤村記念館で開催しました写真展。
秋にも「駅舎」集めた写真展を開催する運びとなりました。
会場は甲府駅のまん前。
ホームからも見える立地です。
乗り継ぎ時間にお見えになられた方もいらっしゃいました。
建物の中も堪能できますよ。。
会場はこんな感じでした。
追加で、
オマケで甲府にあるヴォーリズ設計の住宅を見学させていただきました。
目がいくのは細部ばかりなり。
玄関のタイルが素敵。。
ジントギです。素晴らしい。
こういう所にも惹かれます。