喫茶店で瞑想して、 銭湯で元気になる

日本中の素敵な建物たちを見て歩き

森の中の住まい

2007-04-30 | 建築

中村與資平の建物の隣りもスゴイ。こちらは3階建の共同住宅。

これは昭和13年に建てられた民間の共同住宅。最初は外国人向けだったらしい。
設計は江畑幸太郎。
「森の中の住まい」というのはこの共同住宅に付けられた名称で、ドイツで生活していた施主によるもの。(豊島区歴史的建造物調査報告書Ⅰ住宅編 を参照)
(東京都豊島区)


ライト風の意匠のある住宅

2007-04-29 | 建築
豊島区の歴史的建造物の調査に、中村與資平の設計した住宅が掲載されていた。與資平の住宅が残っているなんて。○丁目までしかわからないが、とりあえず行ってみようと思った。以前にもこの辺りは歩いているだけど、思い当たるあたりを歩いてみる。
ここじゃないなら、それではこっちか歩いていくと、2階建の屋上にライト風の意匠が見えるではないか。


それにしても、予想外の凄さ。建物を前にしばし絶句。しかし・・・これだけではなかった、お隣りも凄かった。
(東京都豊島区)

皇居正門石橋旧飾電燈

2007-04-28 | 建築
皇居の東御苑に行ってみる。桜は終わっているけど、ニガイチゴ・シャガ・ガマズミ・ホウチャクソウ・キリシマなど、花の名前を確認しながら歩くのも楽しい。公園の中に「皇居正門石橋旧飾電燈」M21(1888)が保存されている。欄干の装飾設計が河合浩蔵なので、この電燈もそうかもしれない。電気は麹町の東京電燈第一電燈局から供給されたということで、正式に点灯されたのは1893年かららしい。


踏ん張っているのは動物の足。指は4本。
ライオンの顔とは大きさが違います。
(東京都千代田区)

売店のショーケース

2007-04-25 | 建築

インペリアルビルの入口にある小部屋はどうやら売店だったらしい。今ならさしずめアパートの1階にコンビニが入ってるといったところだろうか。ところが建物はインターナショナルなのに、ショーケースはスクラッチタイルを貼ったものなのだ。湾曲したガラスや木の枠の細かい細工には唸ってしまう。ホント、いい仕事しています。

建物の歴史

2007-04-24 | 建築

横浜にあるインペリアルビル。町歩きの会で歩いているとこのビルのオーナーの方が気付いてくれて、中を拝見することができた。何度、この前を歩いて中を覗いてみたことだろう。オーナーの方はこのビルを元のような状態に、自分の手で復旧しているとのこと。みんなでこんな方もいるんだと感心した。しかし、こんなことを個人の善意だけにゆだねていて、良いのだろうか。


ビルの中には、竣工当時の写真が飾ってあった。
凄くカッコイイ。元はアパートであったこの建物は昭和5年築のインターナショナル・スタイルだ。設計者は川崎鉄三。

今はお隣が工事中なので、サイドも良く見えている。

発見! 下落合にはまだお宝が眠ってました

2007-04-23 | 建築

突然、そのメールが飛び込んできた。Chinchiko Papaさんから「小林邸が見つかった」との情報だ。それも「杏奴」のすぐ上という。いろいろ思い巡らしても、全く思い浮かばない。Papaさんが画像をを送ってくれて見ても、見たかどうかも思い出せない。

とりあえず、現地に飛んでみる。本当だ。この坂道は何度も歩いていたのに、この建物はあまりに美しくて、昭和のティストを持った素敵なお家。という印象で、これが探していた遠藤新の作品集の下落合小林邸とは気付かなかったのだ。
この建物の発見の経緯についてはPapaさんのblogに詳しいのでそちらで。
(新宿区下落合)

東中野の洋館

2007-04-22 | 建築

東中野の駅から商店街を行くと、ふいに路地に入ったところに残る洋館。出窓が印象的な住宅。この建物の向こうにはマンションが建っているというのに。ここだけ、時間が止まっているようだ。(東京都中野区)

那古野の四間道(しけみち)

2007-04-20 | 建築

JR名古屋駅から歩いてすぐのところに、城下町の面影の残る場所がある。那古野という名前の町。なごの・・・なごやとも読めるこの町は、名古屋城築城のための物資を運ぶ目的で作られた堀川沿いに土蔵が並んでいる。名古屋のような大都市で、それも駅からほど近いところに、こんな地域が残っていることに驚きを感じる。

民家が喫茶店になっていたり、レストランになっていたり。若い人のお店に再生されているところもあった。下の喫茶店は朝行ってみたら、なかなかの人気でひっきりなしにお客が来ている状態だった。


こちらはずーと土蔵が続いているところにあるレストラン。スゴイ景観だ。
(名古屋市西区)


奥沢の住宅

2007-04-19 | 建築

玄関の扉にひし形の飾りがあってその周りにガラスがはめ込まれている。
窓のサンも細かい。


こちちらは南京下見板貼りの住宅。窓はサッシに変わっているが、こげ茶の下見板と白い窓枠・玄関部分の色の対比が美しい。
海軍関係の人が多く住んでいたため、陸軍村と名付けられた場所にある。

(世田谷区奥沢)


まちかどの電気店

2007-04-17 | 建築

街灯に諏訪山商店会とある東急目黒線の「奥沢」駅前にある元商店。
「奥沢電」とあるので電気店のよう。角地のアールが眼を惹く。ショーウィンドウにしては小さいけど、一体何をディスプレイしていたのだろう。右手に後付のような出っ張り。こんなの見るとタバコ屋を兼用していたように思えるな。(東京都世田谷区奥沢)

洗足池近く

2007-04-15 | 建築

大田区の洗足池の近く、旧清明文庫がある。ちらっと見ると予想外に大物(ふふふ)
学校建築のようなきっちりとした表情があるものの、濃淡のあるタイルや窓枠のグリルがかわいい建物だ。(東京都大田区)

竹橋から望む

2007-04-14 | 建築
このビルも1966年築で、いよいよ射程距離(?)になってきた。
竹橋からパレスサイドビルディングを望む。
以前に内部も紹介したが、飲食店の並ぶ階段の軽やかさなど、一度見て欲しい。
地下鉄の駅がこのビルの下にあるので、駅上という印象が強い。
(東京都千代田区)