怪しい、怪しい、まるで「ウルトラＱ」に出てくる洋館みたい。
こんなに怪しい建物なのに、こんなに露出が少ない建物も珍しい。
ここは茨城県石岡市柿岡にある「中央気象台附属柿岡地滋気観測所」
大正１３年に建てられた「実験室」で、磁気を帯びた建材を使えない
ために、煉瓦と銅版で作られています。
設計は文部省建築課嘱託の佐藤貞次郎で、工事管理も佐藤が行ったと
いうことです。
筑波山に元郵便局の建物が残っていると知って、筑波山へ行って
きました。
現在の筑波山郵便局の近くにかわいい姿で残ってました。
昭和１４年築のこの建物。昭和５０年に人々の移動手段が車に変わり、
お年寄りが訪れるには石段が危ないなどの理由から、現在の場所に移転しました。
廃局となった後は物置になっていましたが、平成２０年に筑波大学生により、
外壁が塗りなおされて美しく蘇ったということです。
窓枠が逓信マークにうまく塗られていました。
昭和４０年代までは、郵便・貯金・保険・電報・電話交換という多々の
仕事があり、局員は泊り込みで働いていたそうです。
局舎には泊るためのスペースもありました。