「自民党が結党して60年になるが、結党以来憲法改正を信条としてきた」と語る安倍総理でありますが、
歴代自民党総裁はほとんど総理になってきました。しかし例外が2名おりまして、それは河野洋平氏と谷垣偵一氏です。
最近の総理大臣は、橋本龍太郎、小渕恵三、森喜郎、小泉純一郎、安倍晋三、福田康夫、麻生太郎、安倍晋三ですが、安倍晋三以外に 「憲法改正は私の手で」 と言った人の記憶があるでしょうか。列挙した方々は見あたりません。
昨日の新聞を見ると 「自民党以外でも憲法改正に賛成の党とは協力してやっていく」 との事ですが、
安倍総理の言う「憲法改正」とは必ずしも一致しているようには見受けられません。
憲法のどの部分が現代のそぐわないのか、緊急事態を織り込んでいないというのが安倍総理の言葉ですが一連の言動からすると、これを足がかりに 「憲法9条の戦力を保持しない」 を「軍隊を保持する」に変えたいのではないでしょうか。戦力を持てば当然戦争への道を開くことにつながるのは、安倍総理がいかに否定しようとも 当たり前の真ん中と言ってもおかしくないと思います。
北朝鮮は弾道ミサイルの核弾頭で突っ走り、一方の日本は自衛隊の海外派兵に取り組む、諸外国から見れば危険な国家の東西両横綱と思われても仕方がありません。
それ以上に先の大戦で (欲しがりません勝つまでは) 多くの統制を受け、貧困に喘ぎながら辛苦を舐めてきた日本国民の心はいかばかりか考えてみた事はあるのでしょうか。