指田文夫の「さすらい日乗」

さすらいはアントニオーニの映画『さすらい』で、日乗は永井荷風の『断腸亭日乗』です 日本でただ一人の大衆文化評論家です

暗闇でセックスしたのは誰か・・・

2020年07月08日 | 映画
Wという三流芸人が、トイレでセックスしたとのこと。
そんなことをして快楽があったのだろうか、ただの排泄ではないか。

さて、日本映画で、
「映画館の暗闇で求め合ったな、まるで豚のように」と台詞を言った名優がいるが、誰だろうか。

驚くことに池部良で、篠田正浩の傑作『乾いた花』である。
3年ぶりに刑務所から出てきた、横浜市南区のヤクザの村木は、元の情婦原知佐子がいる時計店に行き、セックスした後、最初のことを思いだす。
こう書いても、少しも汚くないのが、さすが池部良。

                   

3流芸人のWとは根本的な違いである。


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