指田文夫の「さすらい日乗」

さすらいはアントニオーニの映画『さすらい』で、日乗は永井荷風の『断腸亭日乗』です 日本でただ一人の大衆文化評論家です

『逃亡列車』

2016年02月20日 | 映画

渡辺信夫さんの「跳花亭」の『鉄道博物館』DVDが満員だというので、中央図書館で資料を探し、南太田で飲んだ後、丁度放映していた石原裕次郎主演の『逃亡列車』を見る。

                                                           

 

1966年の江崎実生監督の娯楽作品で、日本には珍しい鉄道ものの傑作で、昔TVKで見て感心し、その後浅草新劇場で見ても非常に面白いと思った。

今回見ると、それほどでもないのは、蒸気機関車が走りだすまでに1時間もあることだと気付いた。

戦争末期の満州の奥地のことで、シナリオは池田一朗なので、うまくできていて、壊れていて動かなくなっているSLを銃器を壊して修理して動かせるようにする。

負傷して気を失っていた兵の山内賢が回復すると、その機関車には日本軍から奪った武器が隠してあって最後はゲリラをせん滅してしまうことなど。

裕次郎の相手役は、女医の十朱幸代で、なかなか魅力的である。

最後に撃たれて死んでしまうのは、伊藤るり子など。

ゲリラが仕掛けた鉄橋の爆弾を突破して無事渡るところは特撮だが、東宝ほどの迫力はないのは、仕方ないところだろう。

撮影は、調べるとやはり小海線だった。

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