狸便乱亭ノート

抽刀断水水更流 挙杯消愁愁更愁
          (李白)

過去は過去

2006-05-28 22:25:34 | 怒ブログ

 二十七日に八十八歳の誕生日を迎えた中曽根康弘元首相の米寿を祝う集いが二十六日、都内のホテルで開かれ、全斗瑍元韓国大統領や森喜朗元首相、石原慎太郎都知事ら約六百人が集まった。中曽根氏は

過去は過去 きょうは米寿の衣替え

などの俳句を披露し、衰えぬ政治活動への意欲を現した。
また中曽根氏は安全保障政策に関連し「日米関係がいつまでも良好な状態なのか。非核三原則が、核抑止力を米国に依存する日本の防衛体制を半永久的に運命付けたが、これがどんな状況で変化するのか、考慮すべき時期に入った」と指摘した。
                (5.27産経新聞総合面コラム)

万世一系のあやめ

2006-05-28 12:12:13 | 怒ブログ

 今日は午後1時より俳句会なり。
兼題は「あやめ」1句 当期雑詠4句計5句。 
※兼題とは(兼日題の略)歌会・句会などを催すとき、あらかじめ出しておく題、またその題で詠んでおく歌・句など。=広辞苑

新聞の俳句投稿欄を見ると、その殆んどが旧仮名遣ひを踏襲しているやうですが、
ウチの俳句会はで、めいめい文語、口語、新旧仮名遣ひ自由勝手主義です。

 山門に万世一系あやめ咲く

 眼前に展ける山は笑ひたり

 実感のなき好景気梅当たる

 象徴は窓なる小さき鯉幟

 春愁や募金盗られし思ひなり

 玉評を頂戴できましたら幸甚の至りです。昨日書きかけの「堕落論」は今晩書き足します。