狸便乱亭ノート

抽刀断水水更流 挙杯消愁愁更愁
          (李白)

本は眺めるものである

2010-03-27 11:47:15 | 本・読書
         

だいたい、買った本を全部隅から隅まで読むなんてこと自体、下品なことなのだ。永江朗さんは、「本を最後まで読むのはアホである」(『「不良のための読書術』ちくま文庫、唐沢俊一さんは「古書は集めるためににあるものである。読むものではない!」(『古本マニヤ雑学ノート』ダイヤモンド社、のちに幻冬舎)、とそれぞれ名言を吐いている。これぞ、プロというものだ。(「古本でお散歩」ちくま文庫、岡崎武志)


わが町にも、購書を趣味と自賛する著名人がおられ、私邸には書庫専用の2階造りの別棟の蔵があり、蔵書がぎっしり詰まっている。年間300冊前後の新刊書を購入しているといわれるが、氏は整理・整頓も得意趣味の分野のようだ。
 ボクも書庫内を拝見したことがあるが、目録も整備されており(パソコンはまだ非使用)、ジャンル別、出版社別きちんと整理されているので、捜すのにオレのような苦労はないようだ。
ボクの場合は、ご覧のように、整理は全くしていない。それに書棚に2重に本が詰まっているので、捜すとなるとたいへんな労力である。
しかし、正直云って本は、眺めているだけで人生は愉しい。苦労はするが、捜すのもそれにもまして楽しく、長生きする秘訣だと信じている。

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2 コメント

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Unknown (ゆき)
2010-03-29 17:35:07
谷さん今日は
綺麗に整理されている本箱ですよ(我が家よりづ~~と)本箱は装飾をかねていますのですが ジャンル別ぐらい適当に私が並べているだけです
ほとんど主人の本です 主人も本が趣味ですが
私は無芸大食です
近くに本屋さんがあり新書など注文してとってもらっています
谷さん本を読んだり パソコンをしたり忙しいですね
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此方こそ無芸です (tani)
2010-03-31 20:15:13

啓 当方はすでに大食の域を通り越しましたが、無芸貧乏です。わが町には近くに大手書店がありました。「P」も完備していて、結構本も豊富だったので、T市からのお客もあったようです。されど2月28日を以て店を閉じてしまいました。
小生は大して本は買わなかった方ですが、無いとなると非常に不自由ですネ。
先日86歳で筑波大大学院博士号取得!という新聞記事がありました。
オレも放送大学やっぺと思ったこともあったんですょ!数年前この地方は電波がダメで、断念したきりです。
それより、今となっては、アルコール燃料でマラソンをやった方が良いかなと迷っているところであります。そんでわ。
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