二十七日に八十八歳の誕生日を迎えた中曽根康弘元首相の米寿を祝う集いが二十六日、都内のホテルで開かれ、全斗瑍元韓国大統領や森喜朗元首相、石原慎太郎都知事ら約六百人が集まった。中曽根氏は
過去は過去 きょうは米寿の衣替え
などの俳句を披露し、衰えぬ政治活動への意欲を現した。
また中曽根氏は安全保障政策に関連し「日米関係がいつまでも良好な状態なのか。非核三原則が、核抑止力を米国に依存する日本の防衛体制を半永久的に運命付けたが、これがどんな状況で変化するのか、考慮すべき時期に入った」と指摘した。
(5.27産経新聞総合面コラム)
(大和ミュージアム)