明治、大正、昭和、平成、令和と天皇が変わるたびに元号が変化し、経過年数などの置き換え計算が面倒でたまらない。もっとも現在西暦を使わないのは、お役所などの行政機関だけになりつつある。もちろん歴史的な経緯のある元号自体を廃止しろとは言わないが、いい加減社会生活上の暦は西暦に統一しても良いのではないだろうか。
さてこの日本で元号が使われるようになったのは7世紀なかごろで、最初の元号は「大化」と定められている。これは大化の改新で天皇を中心とする律令体制が確立されたことを記念して定められたらしい。その後令和の現在まで248個の元号が使われてきたが、もともと元号を変えるタイミングは、天皇の即位とは無関係に定められていたという。
具体的には、天変地変などの不幸が続いたり、逆に美しい雲が現れたり珍しい星が見つかっためでたいとき、気分一新のために頻繁に改元されていたようだ。ちなみに天皇の即位に合わせて改元するようになったのは、明治時代に岩倉具視の提案によって「一世一元」が制度化され、それ以降ずっとそれが順守されているからである。
作:蔵研人
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