ついこの間まで、我が家のパソコンは４台であった。ＯＳはWindows10が２台、あとWindows7とWindowsＸＰである。WindowsＸＰは2014年4月9日にサポートが終了していたのだが、古いソフトを使用するため処分せず、デスクの片隅で埃をかぶっていた。だが結局５年以上の間に、ほとんど電源を入れることもなかった。そこで最近無償引き取り先を見つけ、意を決してこのＸＰパソコンを廃棄処分することにしたのである。
ただ廃棄処分と言っても、言葉ほど簡単ではないのだ。まず今後必要になるかもしれないデーターを、ＵＳＢメモリなどにコピーすることからはじめた。そのあとに専用ソフトを使って、個人情報に繋がるデーターは全て完全消去しなくてはならない。さらには念のため、パソコンを初期化して購入時の状態に戻しておけば完璧である。そしてスーパーで段ボールを調達し、パソコンとディスプレイ等を梱包して発送する。こんなことをグズグズやっているうちに、とうとう１日が終わってしまった。
そしてお次は、Windows7のサポート期限が2020年1月14日に迫っているではないか。実は２台あるWindows10パソコンは、もともとWindows8だったものを３年前に無償アップグレードしたものなのである。このときにWindows7パソコンも同様に無償アップグレードすれば良かったのだが、パソコンメーカーが余り薦めていなかったことと、まだまだWindows7の時代は続くと安易に考えていた。そしていつの間にか無償アップグレード期間（2016年7月29日）が終了してしまったのだ。
そうこうしているうちに、まだまだ先だと思い込んでいたWindows7のサポート期限も、あっという間に目と鼻の先に迫ってきたのである。無償アップグレード期間も遥か彼方へ去り、今度は新しいパソコンを購入するのか、Windows10のＯＳを購入するかの選択にずっと迷っていた。
ところがネットでいろいろ研究していたら、なんととっくの昔に終了したはずのWindows10への無償アップグレードが、まだ可能だったのである。ただWindows7からのアップグレードには一抹の不安が残っていた。だがどん詰まりのここまで来て悩んでも仕方あるまい。もし不具合が生じたら新しいパソコンを買えばいいじゃないか。そう考えてマイクロソフトのホームページ内にある『Windows10のダウンロード』ページに跳んだ。（下記参照）
https://www.microsoft.com/ja-jp/software-download/windows10
この無償アップグレードを実行する前に、万一を考えて外付けＨＤＤに必要な写真やデーターを移動したり、アドレス帳、お気に入り、フィード、Cookieなどのエクスポートを実行し、インストールされている必要ソフトの書き出しなどを行ったのは言うまでもない。これらの作業が済んでからアップグレードを実行したのだが、Windows10のインストール時間だけで、なんと５時間以上もかかってしまったのである。 あーとにかく疲れた･･･。しかしなんとか無事インストール出来ただけでも儲けもの、とホッと胸を撫で下ろした１日でもあった。
作：蔵研人
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