車椅子で卓球@渡邊剛

2013年より車椅子卓球をスタート。備忘録の意もこめてここにブログを綴ります。
内容は基本パラ卓球、時々食文化。

一般の卓球の特別練習会にに参加!

2020年09月08日 19時55分00秒 | 日記

江戸川区卓球連盟主催の練習会に参加させていただきました。

これはもちろん一般の卓球練習会。午前と午後の2部に分かれ、さらに参加者は連盟主催者によるコート割もされているので、時間になると全員が速やかに練習を開始できるというとても効率的なもの。

さらに、10分間で相手は変わり、そのプログラムも連盟で作成されているので無駄な時間が一切無く、もちろんその時間に何をするかはその人次第。試合をやる人も少なくはないし、課題練習をやる人ももちろんいて、いずれにしても10分という絶妙な長さのその時間が「自分がミスをして相手の練習の時間を無駄にしてはいけない」という思いも生じさせるので、いつも以上に高いレベルで集中、練習というよりはむしろ試合に近い感覚で、とても充実した濃く良い練習が出来たのでした。

参加者の中で車椅子はもちろん僕1人。

ですが、連盟の皆さんは僕に色々配慮してくださり、まず僕の使用する台は車椅子対応の台を準備してくださっていて、さらにはボールパーソン(球拾い)を3人も配置してくださり、全くストレスなく、むしろ恵まれた環境で練習させていただきました。

ちなみに、コロナ対策もバッチリされていて、受付での検温やアルコール消毒だけでなく、なんと参加者全員にマウスガード?が配布され、それを着用しての練習なのでした。

僕はお世話になっている卓球場のコーチ達だけでなく、江戸川区を代表するトップ選手の皆さんにも相手していただき、「あぁ、卓球してる!」という実に大きな充実感、満足感、そして幸福を得たのでした。


今回の練習であらためて実感したこと、それは「卓球」と「車椅子卓球」はやはり別物ということ。


僕はいつも健常者の方としか練習していない。

だからこそ、その違いを痛感する。

「卓球」は実に楽しい。

でも、それを懸命に練習していったからと言って必ずしも「車椅子卓球」で勝てるとは思えない。

逆に、「車椅子卓球」の技術・戦術だけでは「卓球」で勝てないのもまた事実。健常者相手にそれは通じない。

だから、今自分が何をすべきか、それを考え、取り組む。

でもそこで自己満足に終わらないように、コーチ達を巻き込んで、一緒に考えてもらい、確認してもらっている。

「車椅子卓球」と「卓球」の両立。

僕には学生時代の経験という財産がある。

それを生かし、自分のスタイルを築く。

「卓球」も上手い、強い車椅子プレーヤーでいたい。

その為に何が必要か、どうあるべきか、それを試行錯誤し、磨いていく。

今回相手をしていただいた方の中には、5年前、僕が江戸川区卓球連盟にお世話になり始めた直後から相手をしていただいてる方もいて、当時と今の僕の違いをアドバイスしていただいたりと、本当に有意義で濃い時間を過ごすことが出来た。


ただ台についてボールを打つのではなく、何をするかを考えた上で打つ。

それが「練習」だと思っているし、そうでなければ練習とは言えないとも思っている。

翌日、コーチに練習の内容や感想、課題を報告。

それに応じてコーチもメニューを修正してくれた。

僕は車椅子プレーヤー。

僕が立つのはあくまでもパラ卓球の舞台。

けれど、井の中の蛙になることなく、「卓球」という大海を優雅に進むものでいたい。

今のこのコロナ渦で練習環境はかなり限られたものになっているけれど、それでも出来ることは遜色なくあるので、それをしっかりやっていくだけ。

ほんのちょっとの一工夫だけで、想像以上の効果を得られることもある。

出来ることをしっかり頑張る。

今はただただそれに尽きる。

でも本音を言えば、あぁ、試合したい(笑)


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