車椅子で卓球@渡邊剛

2013年より車椅子卓球をスタート。備忘録の意もこめてここにブログを綴ります。
内容は基本パラ卓球、時々食文化。

久しぶりに一般(健常者)の大会に出場!

2022年01月08日 20時35分46秒 | 日記
地元で年に2回開催される大会(団体・リーグ戦)に出場してきました。

僕が出るのは3年ぶりくらいかな?

コロナ禍でずっと開催されていなかったですから。

実はこの大会、地元のローカルな大会だけど参加者が実に多くて、毎回1000人を優に超える賑やかな大会なんです。

でもこの状況ですから、主催者の計らいで今回は2日間に分けての開催。

そして時間も長くかからないよう組み合わせ、限られた条件で参加者が大いに楽しめるよう工夫や気遣いがなされていました。



もちろん会場に車椅子は僕だけなので、目立ってやろうという下心が芽生えます(笑)



この大会は団体戦です。

1ダブルス4シングルス。

今回僕のチームは最下位の7部リーグでした。

前回前々回と欠員で棄権していたためだそうです。

僕はシングルスで出場。

久々の健常者との試合、ワクワクもドキドキもしました(笑)

この大会、車椅子ルールは適用されません。

だから、サーブで僕の手の届かないところも最初から狙えます(笑)

1試合目の相手の1本目のサーブがそれでした。

「しまった!」と思いました。

結果を先に言うと、僕は2試合に出場。

2勝0敗、どちらも3-0での勝利でした。

で、話を戻せば、1試合目の最初の相手サーブはノータッチのサービスエース。

嫌な流れでのスタートでした。

でもラリーでは負けないぞという気持ちで挑み、サーブも対健常者プランを考えていたのが功を奏し、終始優位に試合を運ぶことが出来てたと思います。

2試合目の方にもノータッチのサービスエースを奪われ、後半はそれを中心とした展開になったので、そこは頭とトレーニングの成果を発揮するところと奮起し、3セット目は競り合いからリードされるも逆転という気持ちのいい運びで終えることが出来たのでした。



サーブで手の届かないところを狙われる。

僕は全然有りだと思っています。

取れないことは無いんです。

頭を使って工夫をすれば出来るから。

問題はその次の対応。

車椅子に座っているから、フットワークが無いから、健常者の動きとは違っているだけ。

でも見方を変えれば、それ以外は大差はないはず。

平均よりも背が低い、ということと同じだと考えられます。

体幹が効かないとか、身体能力に差はあるけれど、でも使える部分のレベルを上げれば、劣っている部分をリカバーできると僕は思っていますから。

僕が車椅子ということで、最初はみなさん気を遣ってくださる。

でもリードされると負けたくないと思うから、なんとか点を取りたくて、手の届かないところを狙ってくる。

いいじゃないですか。

本気になってもらったということですから。

僕の土俵で戦ってもらうのではなく、相手の土俵で戦う。

それで勝つ、最高(笑)

負けたとしても競った濃い内容であれば、お互いに心身ともに清々しい思い出にも出来る。

それこそがスポーツの醍醐味のはずです。

それを障害の有無を問わず誰もが一緒に楽しむ、それこそが共生社会、ノーマライゼーションですから。



かっこよく決まったな(笑)



今回のリーグではチームとして全勝で優勝となったので、次回はひとつ上のリーグに上がります。

レベルが上がるということです。

これまで以上に対策もされるでしょう。

もっともっと勝ち続けられるようにしっかり磨いていきたいと思います。



そして、今日は久々にチームメイトの皆さんの試合をじっくり見ることが出来ました。

それがまた実に良い勉強になりました。

短い時間とは言え、収穫の多い一日でした。

今日得たことを明日からの練習に加味し、頑張っていきます。

今月はパラ卓球の2つのイベント大会への出場が決まっているので、そこへ向けてのコンディショニングを行いつつ、自分磨きを続けていきます。

IWABUCHI OPEN
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渋谷区長杯第1回渋谷区パラ卓球大会
渋谷区長杯大会・区民大会 | 渋谷区公式サイト



新年早々の試合、良い感じで終えることが出来ました。

トライしていたコンディショニングにも手ごたえを得られたし、ごくごくわずかながらのアップデートを繰り返していくことが大切なんだと実感出来ました。

前回出場した時とは明らかに違う自分を感じられたので、それが一番の成果だと思っています。

何が違うのか?

それは内緒です(笑)

いや、僕が勝手にそう思っているだけで、はたから見れば全然変わらないと言われるかもしれないけれど、僕の中では変わったというか、変えたことによる手ごたえを得られた、そんな実感があるので、細やかであってもこれは間違いなく成功体験だと思っています。



では、この調子で頑張っていきます。

健常者の卓球と車椅子の僕のクラスの卓球とでは全然の更にもう一段違う感じですが、卓球であることに変わりはない。

同じ卓球愛好者として、「おお!いいねぇ!」と思ってもらえるようなプレーをしたいし、選手になりたいと思っています。



スポーツにおける共生社会。

スポーツだからこそ実現できる共生社会。

スポーツの方がもしかしたらそのゴールはより近いものかもしれないし、それを実現することで社会のそれの目処が立つ、ガイドラインを築くことが出来るのかもしれませんね。

僕はただ卓球を、スポーツを楽しむ。

みなさんと一緒にそれぞれが楽しむ。

そこにスポーツを通したコミュニティ、社会が形成される。

結果的にそれが「共生社会」になるのかもしれない。

「結果」は「行動」に伴うわけだから、明確にされないままの結果を追い求める行動では、なんとかたどり着いたとしても、その結果もまたあやふやなものなのかも知れない。

でも行動が楽しく充実したものであれば、結果は必然的に楽しく充実したものになるはず。

途中でアクシデントやトラブルは生じるだろうけど、そこは軌道修正、マイナーチェンジというアップデートを施すことで、楽しさを維持させることは出来るはず。

みんなが楽しく行動する。

でもそこには陰で支える人たちが少なからず存在する。

意外とそれを知らないまま楽しんでいる人が大多数を占める。

でもそれでいい。

陰で支える人たちは自分たちの存在を、努力を、知ってもらいたくてやっている訳じゃなく、ただただみんなに楽しんでもらいたい、そういった想いで支えているのだから。

だから、その人たちにとっての最高の報酬は「楽しかった」という声とその人たちの笑顔だと思う。

僕はサービスという仕事でそれを学んだ(笑)

そうか、「共生社会」に大切なのはサービスの精神なんだ!(笑)



めちゃくちゃなこじつけ(笑)



話がかなり逸れたけど、健常者との試合、楽しかったのでした(笑)

明日もまた練習。

良い練習が出来るように、今から準備。

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