車椅子で卓球@渡邊剛

2013年より車椅子卓球をスタート。備忘録の意もこめてここにブログを綴ります。
内容は基本パラ卓球、時々食文化。

出会いも進歩も偶然の産物には必ず下地がある

2021年02月21日 13時28分40秒 | 日記
オフの週末にノーアラームで睡眠を取る。

春眠暁を・・・という言葉があるけれど、まさにその通りの長く深い睡眠(笑)

長い夢まで見ることが出来た。

それは僕に取って実に久しいことで、内容はともかく、そうした夢の見方がすごく懐かしく、また嬉しかった。

ゆっくり本を読んだりして過ごせたから、脳がいつもとは違う、ある意味以前の思考が優位に立ったようなことなのかな?なんて考えたりもした。

いずれにしても、学生の頃、20代の頃と変わらない自分を確認できた思いで、テンションが上がる。

ついでを言うと、その長い夢の中にはフランス料理店でサービスに従事する自分も出てきて、その時反射的に取った行動が実に自分らしく(笑)、昔取った杵柄は未だこの手にあり、今でもそれが自然と出てくる自分をすごく嬉しく思った。

あらためて思う。経験は財産だ。

その大きさは、それにどれだけ真面目に、一生懸命に取り組んだか、それ次第なのだと思う。

目覚めてカーテンを開けると、空は雲ひとつない澄み切った青空で実に清々しい。

でも、花粉が怖いので窓は開けない(笑)



さて、最近練習をしていても勉強をしていても、自分で「おお!」と思える瞬間が続いている。

技術的なこと、戦術的なこと、身体の動き、人との出会いやコミュニケーションなど、別段新しいことを行うのではなく、従来のメニューを行なっていく中で、「あ、そういうことか」とそれまで理解できていなかったことがふとした瞬間に突然腑に落ちたり、新しいことに気づけたり、出来なかったことがスッと出来るようになっていたりと、嬉しいことが度重なっている。

水平に動いていたものが突然垂直方向へ向きを変えるような、自分で言うのもなんだけど、そんな変化を感じている。

あぁ、早く試したい。

でもその変化は単なる偶然の産物ではない、とも思っている。

それは間違いなく下地があるからこそ、だと思う。

超手前味噌(笑)

でも逆に、それを実感出来れば、モチベーションはさらに上がる。

前と言わず上を向いていける。

困難に立ち向かえる。

もっと頑張れるってことだ。

まさに「成功体験」なんだな。



その下地はまさに環境の恩恵でもある。

僕を取り巻く周囲の方々があればこそ。

先日の練習でもまさにそれを痛感できた。

今この環境がなければこのことに気づけていなかったし、理解することは出来なかったと痛感もした。

実にありがたいこと。



全てのことにおいて理解力を上げる為には、その基礎となる知識・学力が欠かせない。

ことスポーツにおいては実際に体を動かす訳だから、知識だけでなくそれこそフィジカルという物理的要素が欠かせない。
スイングスピードは理論だけでは上がらないのだから。

健常者でも同じ動きをする時に、手足の長さだけでなく筋力も骨格も関節の可動範囲も人それぞれ違うから、出来る出来ないもやり易さの違いも人によって違ってくる。

パラになるとそのフィジカル面にさらに障害という「個性」が加わるから、それをどう克服するか、回避するのかの創意工夫が必要になるし、障害そのものが十人十色であれば尚の事、絶対的な参考は無きに等しいから、もはや個人個人で、自分で考えていくしかない。

けれど、改善に取り組むにも障害があるが故にトレーニングも一人では出来ない、或いはサポートがなければ危険というものもある。

・・・パラスポーツは大変だ(笑)


じゃぁどうする?

そこも人それぞれ。

言ってみればそれが分岐点。

自分が進みたい方向をしっかりと見定め、そこへ向かって進むべき道を自分の足で進むしかない。

自分で選んで自分の力で一生懸命に進んだ道であれば、例えその道が途中思いがけず行き止まりになったとしても、きっと後悔は無く、また別の一歩を踏み出せるはずだし、清々しい思いでその道を振り返ることが出来るはず。



僕は更なるステップアップを行っていきたい。

その為に何をするか。

それも誰かに教えてもらうのではなく、まず自分で考える。

考えて、やってみて、確認し、また確認してもらって、さらにアップデートしていく。

この一年間、試合もなく外との交流もほぼほぼ無かったので、積み重ねたものに自信があったとしてもそれは井の中の蛙とも言えるから、そろそろいい加減にその確認と自分の立ち位置をまず確認しておきたい。

そして次のサイクルをどのようにしていくのかも考えたい。

でも、感染対策も怠らないようにしなければならない。

う〜ん、これもまた分岐点か。

自分の都合を押し通すのは簡単なことだけど、それが周囲にとって、社会にとってどうなのか、その判断もまた不可欠。

う〜ん、悩ましい・・・

とにかく、今何が出来るのか、何が必要なのかをしっかり考えて、それに自信を持って取り組んでいくこと。

結果的にそれが次への下地になっていくのだと思う。

全てのことを計画的に行っていくことも大切だけど、次の瞬間という未来は誰にも分からないものなのだから、まず今を一生懸命に生きていく、それこそが未来への下地になっていくことなのだと思う。

いや、僕はそう確信する。

そういう思いを胸に抱きながら、オフを楽しむ(笑)

好きな小説を読むのは良い。頭を使って情景をイメージしながら読むから。対して漫画はイメージの必要がないから楽だ。だからリラックスできる。それを使い分けることで、同じ時間を過ごすにも心身に与える影響が変化するだろうし、心身の成長もまた道を分けるのだと思う。

それもまた分岐点。

今日はどう過ごす?

なんて考えることが楽しい(笑)

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