車椅子で卓球@渡邊剛

2013年より車椅子卓球をスタート。備忘録の意もこめてここにブログを綴ります。
内容は基本パラ卓球、時々食文化。

東京障害者卓球選手権大会 2017

2017年07月03日 17時43分45秒 | 日記
出場してきました。

海外への遠征が続く中での合間的感覚の試合。

だからこそ、これまでとは違うスタンスを試みて、「リラックスして挑む」をテーマにしていました。



でももちろん勝ちたいしひとつでも高いところへ登りたい気持ちに変わりはないので、大会直前までの練習はしっかり行ったうえで前日は敢えて練習をしない、当日試合会場での練習も行わない(自分のペースを貫く)など自分自身をマネージメントすることも今まで以上に試みてみました。



出来たことも出来なかったことも複数あるけど、今回の試みは良かったように思います。



ただリラックス出来ていたかというとそれは決してそうではない。

試合全般、要所要所で力が入っていました。

それもある意味これまで以上に。

「勝ちたい!」「負けたくない!」という思いが力を入れさせるのでしょう。

緊張ではない力みが自分自身感じられました。

だからいつも以上に凡ミスもしてしまう。

それが今後一番の課題でしょう。



で、試合結果。

予選は4人のブロックで内ひとりは僕がこれまで一度も勝ったことのない方。

また初めてお見かけし対戦する方も。

でもその方々を含め全勝の1位通過。

それは良かった。

成長を確信できる要素が多々ありました。



そして決勝トーナメント1回戦。

組み合わせから対戦相手を想定するも、やはりイレギュラーというのは生じるもので、「え!そうなの!?」という相手に。

でもそれは僕にとっては願ったりの相手でもあったので、ここでその方と対戦できるのは嬉しい!という気持ちが勝っていました。

その相手はこれまた一度もまだ勝ったことのないベテランの強豪選手。

でも僕にとっては越えなければならない存在でもあるので、今回をその時だと思い挑みました。



まず結果としては、2-3のフルセットで敗退。

序盤は2セットを連取し僕が優位な展開で進めるも逆転負けという、悔やむに悔やみきれない残念な内容でした。

敗因は・・・多々あります。

でも一番は自分自身のメンタルと頭の問題でしょう。

2セット目後半あたりからだんだんと「リラックスして挑む」がすっかり抜けていたこと。

力むからこそ生じるミスを連発していたこと。

力むからこそ思考範囲が狭まる、思考が停止する、そういう瞬間が生じ、またそれを長引かせてしまったこと。

「相手にやられた」というポイントはほぼ無く、奪われるのではなく自分のミスにより与えてしまう点数ばかりでした。

なぜそうなったのか?

それこそまさにメンタルと頭の問題だと反省。

実際、試合の後で「あ、忘れてた」というポイントが複数あり、いつもそれを胸に練習しているのに本番で忘れてしまう、すっかり頭から抜けているというのは冷静ではなかったということだと思います。

スポーツ選手にとってタラレバは見苦しいもの。

でもそうして言い訳したくなるほどに悔しい内容と結果になりました。

負けるというのはまだまだ自分に足りないものがあるからで、それをもっと積み重ねなさいよというどこか遠い存在からのお告げなのかもしれません。



今回の敗戦は残念でしたが、次にまたいつ対戦できるか、その時を心待ちにして日々取り組んでいこうと思います。

そして今月は国内でもう一つ試合があり、その翌週は海外遠征が控えているので、まずは体調管理を重視しコンディションをしっかり整えて挑んでいきたいと思います。

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