車椅子で卓球@渡邊剛

2013年より車椅子卓球をスタート。備忘録の意もこめてここにブログを綴ります。
内容は基本パラ卓球、時々食文化。

分かっちゃいるけど・・・

2020年05月19日 23時49分50秒 | 日記
分かってはいる。

分かってはいるけど、未だ台でボールを打てないことがもどかしい。

早く打ちたい。

普通に打てるかなぁ、感覚はどうかなぁ、腕はちゃんと振れるかなぁなど、不安な点もある。

身体が動くか、ということについては自信がある。

ただし、トレーナーの先生によるケアは十分に出来てはいないので、ベストではないことが動かしていて自分でも分かる。

けれど、身体はしっかりと動かせている。

だから自信がある。

でも、実際にボールを打つ感覚は異なるし、仮に筋力が向上していたとしても、その分力加減にも変化が生じるので、その感覚の違いが空白期間に重なってくることを考えれば、楽しみと同時に若干の不安も生じる。

ただし、リハビリの期間を要したとしても、それはごくわずかな時間で完結できるはず。

僕にはその自信もある。

そもそも、健常者であれば全身運動となる為、上半身下半身、さらにはその連動という動きから、すべての感覚を取り戻すのにはそれなりの時間を要するかもしれないけれど、僕のような半身完全麻痺の車椅子であれば、リハビリを要するのは上半身だけ。健常者の1/2で済む。

だから、要する時間も1/2となる。

そこに、トレーニングの成果が加われば、その時間はさらに短縮できるはず。

不安は僅かながらに存在はしている。

その僅かな不安が、「早く打ちたい!」という気持ちを押し上げてくる。

正直、その気持ちを持ち上げているのはもどかしさというよりも、トレーニングの成果を確かめたいという欲求の方が優っているのだけれど(笑)



6月から練習が再開できれば御の字だなと考えている。

でもまだ余談は許さない。

緊急事態宣言が解除されたところでも、スポーツクラブなどは未だ自粛が求められているところもあるようだし、まだまだ薄氷を渡っているのに変わりはない。

まだまだ、道のりは長いようだ。

僕の知る障害者の試合の予定は、その後なんの連絡も入ってこないし、練習そのものが出来ていない状況で、解除後に即試合っていうことはないだろうけど、もしかしたら、景気付けに開催なんてことがいるかもしれないから、活動再開に向けた準備という点においては、そうしたところもしっかりチェックしていかなきゃならない。

いずれにしても、準備をしてなきゃダメだということだ。

ストレッチも何もしないで身体を動かせば、それは即身体へのダメージとして襲い掛かってくるわけだし、スポーツに限ったことではなく全てにおいて準備が必要というのは言うまでもない。

だから、今考え得る自分に出来る準備をしっかりと行っておく。

再スタートが楽しみで仕方ない。

再開できたら何をやるか?

を考えると、あれもこれもとなってそれだけで楽しくなる。

子供の頃の遠足の前日みたいなものだ。

という例えが今の時代に適しているか分からないけど(笑)

とにかく、まだ気を抜けない状態が続くけど、動き出す時に自分がどうあるか、何をするか、すべきか、そうしたイメージを明確にして、今を確実に積み上げていきたい。

こんな社会状況だから、藪から棒は様々な角度から出てきても不思議はない。

まずは生き抜く。

ひとりの社会人として生き抜くこと。

そして、一障害者スポーツ選手として生き抜くこと。

頑張るのだ。