Sinks in Alcohol

節操なくお酒に沈む、ある酒飲みの半生

蒼空 純米 美山錦 23BY

2012年04月12日 | 日本酒
更新に間が空いてしまいました。
godanism、外飲みが多かったこともありますが、今週末より行う予定のイベントのため、お酒が開けられなかったのも要因です。
今回のお酒は、まぁ開けてしまっても良いだろうという判断のもと、、、レビューさせていただこうかと。

【蒼空(そうくう)】


自分で購入するのは初めての銘柄です。



郡山の泉屋さんの頒布会、今年3月の商品でした。
純米、美山錦。
「限定品」と書かれています。



酒米は全量「美山錦」、精米歩合60%。
生か火入れかは書かれていませんね。

ともあれ、さっそく感想に移りたいと思います。


上立ち香はすっきりした中にほんの少し果実味を伴ったもの。
吟醸香はほぼ感じられません。

口に含むと、まず酸が舌の真ん中まですうっと伸びてきます。
鼻に抜ける香りは甘みがありますが、舌先にはピリピリと辛み。

口の中で転がすと、舌の両サイドから渋味が降りてきます。
酸は喉奥の手前を陣取るようなかたち。

後口は渋酸で〆。
非常にキレがよく、戻り香は甘め。
余韻にはピリッとした辛みと渋を舌の上に残していきます。


【蒼空】という銘柄名に相応しい味わいです。
食事に寄り添う形でパフォーマンスを発揮しますが、単体で飲んでも主張はしっかりあるし、バランスが良いですね。
純米酒としては非常にコスパの高い1本じゃないでしょうか。
うまいっす!


アテは茹で空豆。


春には春の旬を。