Sinks in Alcohol

節操なくお酒に沈む、ある酒飲みの半生

乾魂一 純米吟醸 生詰 泉屋ハンプラベル

2010年04月17日 | 日本酒
「うまい酒」が飲みたい。
それは、酒飲みなら誰しもが思っていること。

ただ、だからといって飲むたび飲むたび味を見る、なんてことはしません。
「この味わいは・・・」なんて蘊蓄たれたりしたいわけではありません。
開けたときこそ、「利く」でしょうが、その後はもう気楽に飲みたいわけです。

単体で飲むこともあれば食事中に飲むこともある。
派手すぎず、かといって存在感もちゃんとある。
もっといえば、酸がしっかりした、旨口。

そういうお酒こそ、日々の家酒としてもってこいなのではないか、最近そう思います。

さて、今日のお酒はこれ。

【乾魂一 純米吟醸 生詰 泉屋ハンプラベル】


宮城県の銘酒【乾坤一】。
泉屋頒布会の3月の商品は、その【乾坤一】の特別ラベルでした。



実は【乾坤一】、家でじっくり飲むのは初めてです。


嗅ぎ香はうっすら漂う吟醸香。
フルーティでもありながら、派手な要素はありません。

口に含むと、すっと入ってくる旨味・酸。
鼻に抜ける香りに特徴があります。

しっとりと横たわるような、べとつかない旨味。
口の中で転がしても輪郭はぶれること無く、柳のような立ち振る舞いですね。

喉越しには甘みと辛みを伴う形で、酸が顕在化してきます。


すっと入って、ふわっと横たわって、ぴしっと締める。

そんな味わいです(笑)。


エントリの冒頭で述べた、私にとっての家酒。
【乾坤一】は、そういうポジションにおいてまさにストライクです!


アテはこんなんで。

・牛肉のチリソース