Sinks in Alcohol

節操なくお酒に沈む、ある酒飲みの半生

ごーだ宅飲み会 対決列島編 PART3

2012年04月23日 | 日本酒
前エントリの続きです。
前回、1ラウンド~6ラウンドの行方をまとめました。
結果、東3勝・西3勝のまったくの互角の勝負。

今回は、7ラウンド~10ラウンドの両選手の戦績を発表していこうかと思っております。
引き続きダイジェストでご覧ください。

Round 7
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西【貴 特別純米 中取り 無濾過生】


東【屋守 純米 おりがらみ 生】


日付 西 得票 東 得票 勝敗
4月14日 2 5 東 屋守
4月15日 4 4 引き分け
4月21日 4 4 引き分け
合計 10 13 東 屋守

Round 8
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西【あまのさけ あらばしり 8号】


東【仙禽 純米吟醸 亀の尾 生】


日付 西 得票 東 得票 勝敗
4月14日 7 0 西 あまのさけ
4月15日 7 1 西 あまのさけ
4月21日 8 0 西 あまのさけ
合計 22 1 西 あまのさけ

Round 9
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西【大倉 純米吟醸 直汲み 生】


東【奥能登の白菊 純米 おりがらみ 生】


日付 西 得票 東 得票 勝敗
4月14日 0 6 東 奥能登の白菊
4月15日 3 4 東 奥能登の白菊
4月21日 2 6 東 奥能登の白菊
合計 5 16 東 奥能登の白菊

Round 10 Final Round
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西【川鶴 純米 備前雄町 直汲み】


東【北安大國 純米吟醸 生原酒】


日付 西 得票 東 得票 勝敗
4月14日 1 5 東 北安大国
4月15日 6 2 西 川鶴
4月21日 2 6 東 北安大国
合計 9 13 東 北安大国

7ラウンド~10ラウンドでは、東3勝、西1勝となりました。
6ラウンドまでの結果と合計すると、東6勝、西4勝。
よって、今回の「対決列島」勝者は!!
東日本


一応、結果はご覧のようになりました。
次エントリで、godanism の所感というか感想というか、また今回の会の開催に込めた思いのようなものをつらつらと書かせていただいて、終了としたいと思います。

ごーだ宅飲み会 対決列島編 PART2

2012年04月22日 | 日本酒
前エントリの続きです。
今回は、6ラウンドまでの両選手の戦績を発表していこうかと思っております。
ではダイジェストでご覧ください。

Round 1
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西【房島屋 純米吟醸 生 直汲み】


東【奈良萬 純米吟醸 おりがらみ 生】


日付 西 得票 東 得票 勝敗
4月14日 1 6 東 奈良萬
4月15日 2 6 東 奈良萬
4月21日 1 7 東 奈良萬
合計 4 19 東 奈良萬

Round 2
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西【而今 純米吟醸 千本錦 無濾過生】


東【亜麻猫 特別純米 美発泡】


日付 西 得票 東 得票 勝敗
4月14日 5 2 西 而今
4月15日 4 4 引き分け
4月21日 2 6 東 亜麻猫
合計 11 12 東 亜麻猫

Round 3
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西【山の壽 純米吟醸 山田錦 無濾過生】


東【十四代 純米吟醸 生】


日付 西 得票 東 得票 勝敗
4月14日 6 1 西 山の壽
4月15日 3 5 東 十四代
4月21日 4 4 引き分け
合計 13 10 西 山の壽

Round 4
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西【鍋島 大吟醸 IWC 22BY】


東【乾坤一 大吟醸 斗瓶取り 22BY】


日付 西 得票 東 得票 勝敗
4月14日 3 4 東 乾坤一
4月15日 5 3 西 鍋島
4月21日 4 4 引き分け
合計 12 11 西 鍋島

Round 5
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西【仙介 特別純米 しぼりたて】


東【謙信 純米吟醸 直汲み】


日付 西 得票 東 得票 勝敗
4月14日 4 3 西 仙介
4月15日 3 5 東 謙信
4月21日 3 5 東 謙信
合計 10 13 東 謙信

Round 6
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西【長陽福娘 純米吟醸 直汲み 生】


東【一白水成 純米吟醸 山田錦 生】


日付 西 得票 東 得票 勝敗
4月14日 6 2 西 長陽福娘
4月15日 6 2 西 長陽福娘
4月21日 3 5 東 一白水成
合計 15 9 西 長陽福娘

6ラウンドまででの勝敗は、東3勝、西3勝。
勝敗は僅差、今のところ互角の勝負と言っていいでしょう!
次回、いよいよ決着です。

ごーだ宅飲み会 対決列島編 PART1

2012年04月21日 | 日本酒
4月14日・15日・21日の3日間を使って、godanism宅で飲み会を行いました。

今回は「対決列島編」。
新潟のカネセさんが発売したセット「カネセオールスターズ・対決列島(以下 KAS)」を飲み比べしようという趣向です。
KASは東日本6本セットと西日本6本セットがありますので、全12本。
これだけではラインナップもばれてるというのもあり、godanismのほうで別途、東4本、西4本を選抜し、各10本ずつ計20本のお酒を用意しました。

ルールは以下のように設定。
  • 東日本および西日本から1本ずつ“選手”を出し、2本で飲み比べる
  • どちらかに必ず優劣を付ける(ラウンドマストシステム)
  • これを10回行う(10ラウンドルール)
  • これを参加者が審査員として評価する(相談禁止!)
  • 集計し、東と西でどちらが優勢かを決定
  • 以上を3日間行い、東と西で勝敗を決定
さて、参加者(酒)一覧を発表いたしましょう。
対戦順は、godanism の独断と偏見で決定しております。笑
西日本 Round 東日本
房島屋 (KAS)
純米吟醸 生 直汲み
岐阜 1 福島 奈良萬 (KAS)
純米吟醸 中垂れ おりがらみ
而今 (KAS)
純米吟醸 千本錦 無濾過生
三重 2 秋田 新政 (KAS)
亜麻猫 特別純米 発泡バージョン
山の壽 (KAS)
純米吟醸 山田錦 無濾過生
福岡 3 山形 十四代 (godanism)
純米吟醸 本生
鍋島 (godanism)
大吟醸 IWC 22BY
佐賀 4 宮城 乾坤一 (godanism)
大吟醸 斗瓶取り 22BY
仙介 (godanism)
特別純米 しぼりたて
兵庫 5 新潟 謙信 (KAS)
純米吟醸 山田錦 直汲み
長陽福娘 (KAS)
純米吟醸 直汲み 生
山口 6 秋田 一白水成 (KAS)
純米吟醸 山田錦 生
(KAS)
特別純米 無濾過生 中取り
山口 7 東京 屋守 (KAS)
純米 おりがらみ生
あまのさけ (godanism)
あらばしり 8号 無濾過生
大阪 8 栃木 仙禽 (godanism)
純米吟醸 亀の尾 生
大倉 (KAS)
純米吟醸 山田錦 直汲み 生
福岡 9 石川 奥能登の白菊 (KAS)
純米 おりがらみ 生
川鶴 (godanism)
純米 雄町 直汲み
香川 10 長野 北安大国 (godanism)
純米吟醸 生原酒
今回の対決列島編、結果は3日とも興味深いものになりました。
が、、、結果は次回エントリからご紹介!笑

蒼空 純米 美山錦 23BY

2012年04月12日 | 日本酒
更新に間が空いてしまいました。
godanism、外飲みが多かったこともありますが、今週末より行う予定のイベントのため、お酒が開けられなかったのも要因です。
今回のお酒は、まぁ開けてしまっても良いだろうという判断のもと、、、レビューさせていただこうかと。

【蒼空(そうくう)】


自分で購入するのは初めての銘柄です。



郡山の泉屋さんの頒布会、今年3月の商品でした。
純米、美山錦。
「限定品」と書かれています。



酒米は全量「美山錦」、精米歩合60%。
生か火入れかは書かれていませんね。

ともあれ、さっそく感想に移りたいと思います。


上立ち香はすっきりした中にほんの少し果実味を伴ったもの。
吟醸香はほぼ感じられません。

口に含むと、まず酸が舌の真ん中まですうっと伸びてきます。
鼻に抜ける香りは甘みがありますが、舌先にはピリピリと辛み。

口の中で転がすと、舌の両サイドから渋味が降りてきます。
酸は喉奥の手前を陣取るようなかたち。

後口は渋酸で〆。
非常にキレがよく、戻り香は甘め。
余韻にはピリッとした辛みと渋を舌の上に残していきます。


【蒼空】という銘柄名に相応しい味わいです。
食事に寄り添う形でパフォーマンスを発揮しますが、単体で飲んでも主張はしっかりあるし、バランスが良いですね。
純米酒としては非常にコスパの高い1本じゃないでしょうか。
うまいっす!


アテは茹で空豆。


春には春の旬を。

田酒 特別純米 生原酒 23BY

2012年04月02日 | 日本酒
郡山「泉屋」頒布会、3月の商品です。

【田酒(でんしゅ)】


「田酒」って登録商標なんですね。



酒米は書いてありませんが、青森県の酒造好適米「華吹雪」100%。
精米歩合55%の特別純米酒です。



通常は二度火入れ商品として出荷されていますが、今回は生原酒バージョン。

さっそくレビューにいきたいと思います。


上立ち香は朴訥な米の香り。
吟醸香はありません。

口に含むと、まず舌先に酸。
ふわっとクリーミーな含み香が感じられてきます。
舌の上にのぺっと広がるのは、渋味と結びついた旨味。

口の中で転がすと酸はサイドへ移動。
ピリピリした辛味と酸に引っ張られるように出てくる甘みが感じられます。
旨味と甘みが濃厚な中間で、田酒特純の真骨頂ですね。

後口は渋酸で〆。
辛みをポンと置いてキレますが、余韻は意外と長めです。
生酒ゆえの戻り香がありますね。


【田酒】の生という規格に相応しい、骨太でコクのある味わい。
ただ、微かですが生老ね香が感じられます。
個人的には通常バージョンのほうが好きですね~。


アテは鰤大根。


強い味付けの料理との相性はさすがにバッチリ!

萩の鶴 純米吟醸 美山錦 原酒 22BY

2012年03月27日 | 日本酒
久しぶりの更新となってしまいました。
ご無沙汰をしております。

しばらく外飲みが続いてしまい、ご紹介が難しい状況にありました。
今回ははりきって参ります。

【萩の鶴(はぎのつる)】


当ブログではよくご紹介している銘柄。
宮城県は萩野酒造のお酒です。



今回のお酒は、酒米「美山錦」100%、精米歩合50%。
純米吟醸、原酒となります。
瓶底を見ると、うっすらおりが入っています。



22BY。
蔵出しは23年11月ですので、蔵で寝ていたもの。

さっそくレビューへと行きましょう。


上立ち香は果実味ある吟醸香。
華やかながら派手ではなく、しっとりと落ち着いたものです。

口に含むと、まず舌先に酸。
舌の真ん中辺りに硬質の渋を感じます。
鼻に抜ける香りには、上立ち香に感じたような果実感はありません。

口の中で転がすと、舌のサイドから別の酸が出てきます。
喉手前に甘みを感じ、絡まって甘酸を演出。
と同時に、渋に引っ張られるように旨味が感じられてきます。

後口は渋酸で〆。
辛みをポンと置いて消えていく余韻はキレもバッチリ。
戻り香には甘みを感じますが、さっと出てきてパッといなくなりますね。


火入れならではの落ち着いた味わいと、【萩の鶴】の特徴である華やかな吟香が素晴らしい。
godanismの好みど真ん中。
打ち抜かれましたね~。
うまいっす!


アテは筑前煮。

田酒 純米大吟醸 斗壜取 22BY

2012年03月16日 | 日本酒
このお酒を飲まずして【田酒】は語れません。

【田酒(でんしゅ)】


純米大吟醸、斗壜取。



酒米「山田錦」100%、精米歩合40%。
同規格の四合瓶がありますが、これはその「斗壜取」バージョンとなります。

さっそくレビューへいきましょう。


上立ち香はほのかに甘い吟醸香。
果実味が感じられます。

口に含むと、まず舌先にすうっと通るような酸。
そこから舌の上をじんわりと浸透するように旨味が伸びてきます。

口の中で転がすと、舌のサイドから渋味。
甘みは舌の裏側から感じられてきて、舌先の酸と絡み合って果実感を演出します。
ふんわりと口一杯に漂う旨味と、地べたを這う渋のバランスが素敵です。

後口は甘酸で〆。
キレよく、余韻に渋を残します。
戻り香は吟醸香の中にぽちゃっとした甘さを足したような感じ。


口開けのときはドライでシャープな印象でした。
1ヶ月半ほど経過して、香りは落ち着きましたが旨味と甘みがしっかり感じられるようになりましたね。
文句無しにうまいです!

こういうお酒はアテなしでクイクイ飲めてしまいますね(^^)

蔵王 純米大吟醸 斗瓶取り 21BY

2012年03月10日 | 日本酒
前々回ご紹介したお酒の21BYです。

【蔵王(ざおう)】


純米大吟醸。斗瓶取りです。



酒米は美山錦100%使用、精米歩合は40%。



蔵出しは23年9月ですが、酒造年度は21年です。

さっそくレビューにいきましょう。


上立ち香は果実感ある吟醸香。
メロン様の香りの中にうっすらバナナといった感じです。

口に含むと、まず舌先にうっすら酸。
ぽてっとした甘みが舌に広がります。
すっと爽やかな口当たり。

口の中で転がすと、酸は喉手前に移動。
舌の真ん中に渋味、舌先には辛みが感じられてきます。
艶っぽさとトロミを感じます。

後口は渋酸で〆。
余韻は渋で、戻り香が甘いので、心地よく絡まる感じ。
キレがよく、ピシッと辛みで締めますね。

上品な中に、主張もしっかりとあるバランス。
綺麗なんだけど、甘さと渋味でしっかり食中酒してます。
うまいですね~!


アテは肉豆腐。


最近また寒くなってきたように感じます。
温かい料理で暖まりましょう(^^)

而今 純米吟醸 酒未来 火入れ 22BY

2012年03月08日 | 日本酒
昨年は酒米「酒未来」を使ったお酒が多く出荷された年だと思います。
我らがヒーローのこの銘柄もしかり。

【而今(じこん)】


ラベルがいつになく渋い。笑



酒米は「酒未来」100%。
精米歩合50%の純米吟醸。
1度火入れです。

レビューにいきましょう!


上立ち香はうっすらと甘い吟醸香。
強くはありませんが華やかな香りです。

口に含むと、まず舌先に酸。
ほぼ同時ですが舌の真ん中辺りに上品な甘みが落ちてきます。

口の中で転がすと、舌の両サイドから渋味が上がってきます。
喉奥には、辛みと酸が絡まります。
鼻に抜ける香りは、品の良い甘みの中に若干の辛みを混ぜたようなもの。

後口は渋で〆。
余韻も渋味があり、戻り香は甘みがありますがそれほど際立たちません。


上立ち香はまぎれもなく【而今】なのですが、口に含んでからの流れはだいぶ離れた味わいだと思います。
封切りしてから1ヶ月ちょっと。
口開けはやや固くシャープな印象だったのですが、現在、花開いたかといわれると少々疑問が残ります。
【而今】に求められるレベルって高いんだな~と、飲んで改めて思いました。笑


アテはじゃが芋とトマトのアンチョビガーリックバター。


トマトとアンチョビ、最高です!

蔵王 純米大吟醸 斗瓶取り 22BY

2012年03月06日 | 日本酒
宮城県の最高峰の1つだと思っているお酒です。

【蔵王(ざおう)】


純米大吟醸の斗瓶取り。



酒米は美山錦100%。



精米歩合40%。
文句無しの純米大吟醸規格のお酒です。

出荷は昨年10月。

さっそくレビューにいきましょう。


上立ち香は甘い果実味ある吟醸香。
メロンとバナナを足して2で割ったような香り。

口に含むと、まず舌先に酸。
舌の真ん中に、ほんのちょっとの渋味。
旨味はうっすらと広がります。

口の中で転がすと上顎の辺りから甘み。
舌先にはピリッとした辛み。
酸はそのまま居座って、辛みと一緒くたになります。

後口は酸で〆。
戻り香は若干のビターを含む、果実味のある香り。
キレは良いですが、ほんのりと渋を余韻に残します。


封切りが1月後半ですから、1ヶ月以上経っています。
その間にいくぶん酒質が変わりました。
丸みを帯びた甘みと果実感。
旨いですね~。


アテは雪見湯豆腐。


湯豆腐を大根おろしと塩ポン酢で。
上にアサツキを散らしていただきます。