正月(むつき)立ち 春の来たらば かくしこそ 梅を招(お)きつつ 楽しき終えめ
-大弐紀卿 万葉集―
正月になり春が来たなら、毎年このように、梅の花を招いて楽しく過ごそうではないか。
日中は3月の気温とか言われても、朝は寒~っ。
体が固まってしまい、ワニやトカゲのように日向ぼっこしてからでないと動かせない~。
今回セレクトした和歌は、正月13日に筑紫で行なわれた宴で披露されたもの。 (旧暦の昔は、今でいう2月頃にあたるので、梅の盛りでもおかしくはない。)
この時代の花見というのは、桜ではなく梅の花を指すそうな。
冬至を過ぎて、日も少しづつ長くなってきたが、早く梅の花のほころぶ様が見たいです。