漫画/ハリソンさんはカノ紳士 Mr.Harrison is THE GENTLEMAN ― フランス通過編 ―(前半)

18世紀欧州が舞台の歴史ロマン。アヴィニヨンの薬屋小町クレールとハリソン&マルセル主従との運命の出会い。

君は今いずこ

2011年06月12日 11時00分36秒 | 第20話/麗しのクレール

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* * * この物語は、基本的にはフィクションです。 * * *



 男性の作家さん達は、
どうも自作の創作動機について、
壮大な理想をもってした事と人に語ってしまうようなのですが――。
世の中の利益のためにしたとか…ホントなんでしょうか?
結果的にそうなったのなら良し良しという所なんでしょうが!?

 作者、実はアラベラさんの言っている事の方が真実を突いていて好感が持てるんです。

 ところで話が変わりますが、
作者、十数年前にアヴィニヨンでひでぇ目に遭いました。
今思い出しても苦痛なのですが、
そこからハリソンさん&マー坊主従にこれから起こる事件を思い付いたのでした。


 アヴィニヨンの夕暮れってロマンティックそうだわ~。

 どうせこの話だから、
何らかの方法でそれをブチ壊して、
笑いの方向へと持って行くに決まってる。

 んで、アラベラさん、金持ちのダンナとインドにでも戻ったのかな?

 住所不明…高校時代のクラスメートにも有りがちだわ~。
結婚して引っ越しとか、ダンナさんの転勤先に付いてっちゃって、
それっきり分からなくなるの。

 でよ、だから時々名簿作るからこの人の行方を知っている人は教えてくれって、
卒業校からハガキが来るんだね。

 このページで言いたい事とは、
何事についても男子たる者が壮麗壮大な事を申しても、
女子たる者には感心できるとは限らぬという事じゃな。

 で、トゥビーさんもウォドマンさんにフラれちゃったのね。

 おじいちゃんとママンの話を聞かなければ、
わたしには何にも繋がりが分かんなかったよ。

 え゛、俺は 「 トリストラム・シャンディ 」 についてみんなが言ってるように、
トゥビーが tamanasitanenasi だからフラれたんだと思っていたぜ!

 つーかよ、それ以前の問題で、
トゥビーのオヤジ、
ウォドマン夫人の質問に対する答えになってねぇんだよ!

 そーねぇ。
私も将来に不安を感じて断るかも~。
こういう時に感じる直感って本当に大事よね~。



 次回からは、マルセル君が再度登場するので、
笑いの方向へと行くかもしれないっす。

 次回の更新は、6月19日 ( 日 ) の予定。
 

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