モーツァルトさん、渡英時に、
当時英国で、公開演奏会などを開いて活躍していた、
クリスティアン・バークさん ( 1735-82 ) に可愛がられ、
大きな影響を受け、終生尊敬していました。
クリスティアン・バークさんも、
ハンデルさんのように、
ドイツ語圏からイタリアへと向かって武者修行した後、
英国へとやって来て、
シャーロット・ソファイア妃の音楽教師として、
王室にも仕えていました。
クリスティアン・バークさん、
現代では大バッハと呼ばれている、
ヨハン・セバスティアンさん ( 1685-1750 ) が、
再婚した相手との間にもうけた末っ子なのでした。
大人になったモーツァルトさんは、
後援者、ヴァン・スヴィーテン男爵から、
大バッハさんの楽譜を見せてもらいました。
そして、バッハ家親子二代から影響を受ける事となります。
モーツァルトさん、
他にも当時の大勢の作曲家さん達から影響を受けているので、
前古典派&古典派の作曲家さん達のCDを聴いていると、
特に、カール・シュターミッツさん ( 1745-1801 ) の
「 クラリネット協奏曲集 」 とか、
本当は影響を与えた方なんだろうに、
なぜか、
「 モーツァルトに似ている。 」
― と、逆方向に思ってしまうのでした。
「 モーツァルトが似ている。 」
― ってのが正しいのですが。
…現代では、当時とは知名度や評価が、
大逆転しているからなんでしょうけどね。
ところで、実は作者、
この話を描いて行く上で当然有り得る事で、
覚悟もしていましたけど、
それでもやっぱり、
トリストラム・シャンディさんの性格の影響を受けてしまって、
日常生活に支障をきたすくらいの事が何度かありましたね。
でも、それらは、ハリソンさんの今後の運命や、
心の動きにも反映されて行くんでしょうから、
この物語の完成度を上げるとか、
説得力やリアル感を出すためには、
決して無駄な事ではないんでしょうけどね。
しかしながら、スターン聖下崇拝者の方々が、
彼を大好きで、似ていたらいーなーなんて願ったあまりに、
世間から迫害を受けるような言動を、
ほとんどオートマチックにしてしまったり、
ボーっとして、トンデモない大失敗を、
やらかした事はないんだろうかと― 。
それほどでは無い作者ですらこうなんですから、
崇拝者の方々には…大きなお世話ながらも、
心配になる事があるんですけどね。
どぅおーですか!?
…第15話に出て来た、フレディ君の将来も心配だな~。
今日の続きは明日。