風子ばあさんのフーフーエッセイ集

ばあさんは先がないから忙しいのである。

スポーツ音痴

2011-11-17 10:44:22 | 時事
       風子ばあさんはまったくのスポーツ音痴である。
      しかし、根が野次馬だから、
      ワールドカップだの日本シリーズだのというこの時季だけは、
      にわかスポーツファンとなる。

       家事もおろそかに、サッカー、女子バレー、日本シリーズと
      日々、テレビ観戦に励んでいる。

       見上げるように大きな選手がそろうブラジル、ケニアの女子バレーに、
      子供のように小柄な竹下や佐野が立ち向かう姿に、
      風子ばあさんは声を上げて喜ぶのだ。

       そのくせ、ときどき、ねえ、トスってなに? 
      などと訊くので、横にいる家人にあきれられる。

       野球も、バットを振れば点が入ったものと思い、
      オオッと声を上げると、あれはファウル……と馬鹿にされる。

       もちろん、ご当地、ソフトバンクホークスを応援する。

       あまり調子がよくないらしい外人投手が、
      途中で交代したのに、また出てきた。
      あら、また……と言ったら、
    さっきのはホルトンで、今度はファルケンボーグ、まるで違うそうである。

     どっちも白人で、見わけがつかなかったが、
    よくよく見れば髭がないのがホルトンで、ある方がファルケンボーグだった。

      「なに言ってんだ、投手は一度しか出られない!」
    
    そんなこともわからんで、見てて面白いのかと言われたが、
    面白いのである、ソフトバンクが福岡に帰ってきたら
    またしっかり応援するつもりでいるのだけど……あと何試合あるのかしら。
 


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