風子ばあさんのフーフーエッセイ集

ばあさんは先がないから忙しいのである。

シルクロードは面白かった

2010-08-24 21:10:47 | 旅行
 シルクロードに限らないが、中国には行ってみたいが、便所がどうも……と敬遠する人がいる。

 風子ばあさんは、それほど多くの地を訪れたわけではないが、中国も日本人がツアーで案内される範囲であれば、今はほとんど心配しないでもまずまずのトイレ事情になっているはずである。

 しかし、天池近くで、ちょっとした事情から、現地の人が使用する厠所に入った。
扉なし、仕切りなし、あるのは細い溝だけで、みんなが連なってその溝をまたいで用を足した。
 これはこれで純中国式を体験できたと思えば悪くない、郷に入れば郷に従えである。

 しょっぱなの扇子からしくじったが、買い物は値切るのが彼の地流である。
これは、日本人だからボッているというわけではないと聞いた。
 彼らどうしでも値段交渉はするらしい。
多民族国家とその歴史という事情が関係しているらしい。

 同じ干し葡萄が、三袋で千円だったり、四袋だったり、五袋になったりする。
琥珀だというアクセサリーも、二万円からいっきに五千円になったりする。そのやりとりを面白がるくらいの気持ちで対抗したほうがいい。

 しかし、土産物売りはかなりしつこいので、最後のほうは疲れた。


 帰国した翌日、いつものスーパーでビオラの鉢植えを買おうとして、思わず値切り、ああ、ここは日本だったよねえ、と赤面した。

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2 コメント

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値切るのは楽しい (やまだスズメ)
2010-08-24 23:46:19
日本だって戦後から昭和30年代まで、
よく値切りの交渉をやっていましたよ。
あれは損得というよりレジャーの部類でしたね。
デパートで値切って値引いてもらったこともありました。
人間関係が今より濃密だった気がしますね。
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買い物 (fuuko)
2010-08-25 09:34:27
やまだスズメ様
ほんとに。 顔も見ないで、ネット取引なんて
時代がくるなんて、思いもしなかったですね。
お土産なんか、いらないという人もいますが、
風子ばあさんは、お土産を買うのも旅の楽しみ
にしています。シルクロードのときは、甲子園球児よろしく砂漠の砂をボトルにつめて持ち帰りました。肌理のこまかい美しい砂です。
コメントありがとうございます。励みになります。
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