昨日会った若い友だちから、
「風子さん、エッセイ読みました、お上手ですね」と言われた。
これはお世辞に決まっている。
続いて彼女の叔母さんの話が出た。
「90歳になる叔母は、惚けがひどくて、困っているんです、
そのくせ、俳句だけは、
これだけは、まあ不思議なことに、どうにか作るんですよ」
紫陽花の今年も深く濃く濡れて
なあ~んて、句をつくって、
それで、けろりとして、ご飯がまだだあ、財布がないって騒ぐそうである。
紫陽花なんかもう、どうでもいいのにねえ、いったいどうなってんでしょうという。
若い友だちが、ほんとに言いたかったのは、
差しさわりのあるこちらのほうだったかしらと、ひがんでみたが。
心配だなあ、 風子バアサン、大丈夫かしら……。
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