ブリのマリネのことをここに書いたら、
レシピの問い合わせメールが続いた。
あくまで風子流なのである。
マリネというのも、食べた人間があとから勝手につけものである。
うちのじいさんがまだ若かったころ、
ブリは顔を見て一本で買うものだと言ってきかなかった。
で、一本買ってきても、
そうそういつまで刺身では食べきれず、
苦肉の策で、塩をふって身をしめ、
そこらにあったダイダイ、カボス、ゆず、柑橘類を全部絞り込んだ。
いたむといけないので、ちょっと酢もたらした。
薄口醤油もたらした。砂糖もほんのちょっといれた。
酒もダブダブっといれた。
レモンと玉ねぎをスライスして、
ブリを挟みこんでこの液に漬けた。
もともと、かくのごとく、すべていい加減。
ドボドボ、パラパラ、タラタラっと調味料を入れるのだから、
レシピを教えてと言われても困るのである。
でも、教えないと言えば、いかにもケチなので、
以上……です。
あとは、手の甲に液を、垂らしては舐め、垂らしては舐め……。
我が家流でどうぞ。
レシピの問い合わせメールが続いた。
あくまで風子流なのである。
マリネというのも、食べた人間があとから勝手につけものである。
うちのじいさんがまだ若かったころ、
ブリは顔を見て一本で買うものだと言ってきかなかった。
で、一本買ってきても、
そうそういつまで刺身では食べきれず、
苦肉の策で、塩をふって身をしめ、
そこらにあったダイダイ、カボス、ゆず、柑橘類を全部絞り込んだ。
いたむといけないので、ちょっと酢もたらした。
薄口醤油もたらした。砂糖もほんのちょっといれた。
酒もダブダブっといれた。
レモンと玉ねぎをスライスして、
ブリを挟みこんでこの液に漬けた。
もともと、かくのごとく、すべていい加減。
ドボドボ、パラパラ、タラタラっと調味料を入れるのだから、
レシピを教えてと言われても困るのである。
でも、教えないと言えば、いかにもケチなので、
以上……です。
あとは、手の甲に液を、垂らしては舐め、垂らしては舐め……。
我が家流でどうぞ。