毎年繰り返される大学生の就職活動、皆同じ経験をしてきたのでしょうが、いざ、わが子供の番となると他人事に思えず、気になるものです。昨年末ぐらいから「エントリーシート」なるものを書く姿はそれこそ必死、夜の間パソコンに向かい朝方目を真っ赤にして書き上げたエントリーシート、最初の頃はテレビでCM出している有名企業へ皆と同じように送り返事を待つ、そこはいくら売り手市場といえどもそこはそこ、そんなに甘い話しあるわけなく、面接も受けられない企業もあり、はじめて体験する社会の現実に浮いたり沈んだりしながら自分を見つめなおしている様子は何ともかわいそうでもあり頼もしくもありました。こうやって社会人になっていくんだな、自分が何が出来るか何をしたいか、経験上そんなにしっかりした学生いるもんじゃない、でエントリーシートに書けるのはバイトの経験、ゼミのことなどほとんど一般的なことが普通でしょうに。で、大学の就職課は有名企業に何人入れたか、が入試にも影響するから出来るだけテレビでCMやってみんな知ってるような企業へ入るのを歓迎する。これで本当にいいのかな、自分で通ってきた道ですから考えますが、昔から何にも変わってない「就職より就社」という現実。それで親も喜ぶ、かどうか知りませんがこれでいいのか。日本の会社の創業率と廃業率はどうなってるのか、ここでは書けませんが欧米やアジアに比べると極端におかしくなっている。ただ、わが娘は就社でも自分のやりたい仕事に就けそうな、そんな希望を持てる会社と先輩にめぐり合えたようで、すっきりした最近の顔。決してテレビやCMでは有名ではないけど、大学の就職課には悪いけど、自分の人生、自分で開拓している様子を見れるのも親としてはありがたいものですね。
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