GlobalHeart 社長Blog

株式会社グローバルハートの社長がお送りするBlog

時代後退の始まり

2007年11月19日 | Weblog
いやはやこの日本社会、残念なことに私がブログで書いてきましたように動いていますね。まずは日曜日の日経記事一面トップ「銀行の業務規制緩和」、これで金融庁(昔の大蔵省)の復権です。こんなこと書いては怒られるでしょうが、以前から何度も書いてるように日本の金融は銀行をトップに2つか3つ残すピラミッド型の仕組み、一番上が都銀、次が証券・保険、次が地銀・信金、そしてその次に他雑金融。銀行を頂点に金融を取り仕切る、つまり間接金融昔の大蔵行政の復活、これでは時代が100年後退しますわね。日本の金融のどん詰まりの根本の原因を分かっていない行政とそれを修正できない政治家、世も末、かも知れませんね。金融は体に例えれば血液です、血液が人間の体を本能と倫理に制御されながら自由に流れないと死に至ります。こんなに情報化が発達した社会で規制や管理を変に強化したら人間の本能は暴走を始めます。規制が強化され押し付けられる社会はインターネットや航空機が発達したグローバル社会で存続していけるでしょうか、もう少し人間の本能と知性、それと日本人を信じておおらかな政策を打ち出さないと日本経済を完全に潰し、アメリカか中国の属国になるしかない、状況をなぜ日本のトップが推し進めるのか私は不思議です。諸悪の根源はどこにあるのか、評論家や毎月給料が確実に入る方々には分からないのでしょうか。銀座に創業から通っているお店、居酒屋さんがあります。ここは銀座の景気のバロメーター、私が創業したての頃は毎日のように仕事で通い(ここをグローバルハートの第3会議室と呼びますが)、夜の打ち合わせをやっていました。当然そこは銀座の入り口、きれいにドレスアップや着物着たお仕事前の女性が「同伴」という手法で「かもねぎさん」とお待ち合わせの場所。創業時は最大の不況現象、でも銀座のネオンは消えてませんでした、バブルの頃は高級ホテルのロビーかなんかで待ち合わせ、で1本数万円のお酒を飲みにご出勤!で不況の時はそういう人が私達が行く第3会議室に多くいた訳です。で、少し景気がよくなった2,3年前はほとんどそんな華やかなカップルはいません、いるのはいつも飲んだくれてるおじさんたち(これ私も含みます)だけ、ところが最近、またなぜか7,8年前のように銀座のお姉さん方が沢山お待ち合わせ中。昔はタクシーの運転手さんに聞けば本当の景気が・・・、と言われましたが、どーも私の見るとこ、最近は銀座の居酒屋さんに景気のバロメーターがありそうです。治世とは大変難しいものでしょうが、やはり人間、将来に明るい見通しや楽しいことがないと人は動かず、縮こまるばかり。物騒ですが、そろそろ、中小零細企業、個人事業主、が団結してこの世の中を変えていかないと日本で生き残れるのは公務員と一部の大企業。これじゃ人間として日本人として生まれた意味がない。

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