家づくり、行ったり来たり

ヘンなコダワリを持った家づくりの記録。詳しくは「はじめに」を参照のほど。ログハウスのことやレザークラフトのことも。

「より健康になる家」の認定に反対したい

2007年07月17日 | 家について思ったことなど
Nikkei.netより
http://www.nikkei.co.jp/news/keizai/20070717AT3S1301Q16072007.html
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「トクホ住宅」産学官で研究・国交省が認定制度めざす
 国土交通省は「健康増進につながる住宅」の認定制度の導入に向けて、産学官による研究を始める。国が健康に役立つ食品にお墨付きを与える特定保健用食品(通称「トクホ」)は、「脂肪がつきにくい」とうたう飲料などで、普及が進んでいる。同じような枠組みを住宅に設けて、「より健康になる家」の普及を目指す。
 18日に建築学や医学などの研究者や、住宅や設備のメーカー、厚生労働省など関係省庁で構成する研究委員会を立ち上げる。
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上記記事に思いっきり疑問符をつけたい。
「脂肪がつきにくい」食品だって、「健康になる」とはうたってない。
脂肪分の多い食品をガンガン摂ったら「脂肪のつきにくいお茶」を飲んでも、そもそも脂肪分の少ない食品を心がけている人より不健康になりやすい。
それから考えれば「より健康になる家」は言いすぎである。
「健康になる」のではなくて、せいぜい「健康を維持しやすい」くらいの表現にとどめるべきだ。「健康になる」というのは本人の自助努力こそが最大の効果を発揮するもののはずだ。以前も言ったが、こういうことをやると「仏作って魂入れず」になりかねない。

いかにも「箱物」が好きな行政の考えそうなことである。
こういうことをやる前に子供達に「健康教育」をやるべきだろう。そちらのほうが健康増進に「より有効になる」だろう。

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