寓居人の独言

身の回りのことや日々の出来事の感想そして楽しかった思い出話

囲碁の話(6)

2012年03月10日 16時51分44秒 | 日記・エッセイ・コラム

 囲碁というゲームは、実力の世界だと思っている方が多いような気がする。しかし、そう思っている人でも負けが混でくると、今日は体調が悪いとか、寝不足だとかいう理由を口にする。はては、今日は縁起の悪い日だとか、ついてないなどという人もいる。そういっていた人が何かのきっかけで勝ち始めると、やはり俺は実力があるんだと思うようだ。プロの碁打ちの人は、いろんな人の棋譜を並べて勉強するようである。ただ並べるだけではないことは言うまでもない。

 しかし、アマチュアの人にとっては、初めから並べるだけでも大変なものである。アマチュアの有段者になるためには、自分の打った碁を初めから並べることが出来るようにならなければいけない、と先輩たちにいわれたものである。それを出来るようになった人は、筆者の知る限りは、たいてい五段以上になっている。

 それは、一局の打ち碁に、少なくとも1時間以上かけることがある。ときには数時間以上の場合もある。それは、自分がこう石を置くと相手がこう来る、そこで自分はこう打つというように、行って打つたびにその対応を数手先まで読むのと何通りも考えて、自分で最善と思った手を打つ。従って、最善の手を打ったので覚えることになるのだという。

 筆者らが日常的に打っている打ち碁は、せいぜい一局にかかる時間は三十分くらいである。だからなかなか強くなれないでいる。

 もう一つ、筆者の行く囲碁会は、土・日曜日の9時から17時まで会場が開いている。普通は、24,5人の人がやってくる。最近定年になって囲碁を始めたという方から何十年も囲碁を趣味にしてきたという人まで、中には若いときにプロをめざしたと言う人もいるらしい(噂話)。そういう雑多な強さ・年齢の人たちが教え、教えられて碁を打っている。囲碁を打っていると、惚け?防止になるとかならないとか言われるが、楽しい時間を過ごすことが出来る。


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