寓居人の独言

身の回りのことや日々の出来事の感想そして楽しかった思い出話

記憶に残っている映画(61)「理由なき反抗」

2017年01月16日 13時52分36秒 | 寓居人の思い出話

 この映画を見た時、自分の同じ年ごろと(といっっても

そんなに長い時間がたっているわけではなかった)ずいぶ

ん違う社会に住んでいる人たちだと感じた。

 転勤が多く優柔不断な父親と総てを切り盛りする母親そ

んな家庭で育った少年の生き方が描かれている。

 少し自暴自棄になっているジムは新しく引っ越ししてき

た町の学校で孤立していたが、町の不良に売られた喧嘩で

彼らと対立するようになった。

 対立の決着は”チキンレース”でつけることになり、ある

夜町はずれの丘の上で実行されることになった。その丘の

先は断崖になっていて、そのふちまで猛スピードで自動車

を走らせ、崖から落ちる寸前に車から脱出するという度胸

試しのゲームだった。ジムは寸前で脱出に成功したが、相

手は何かが足に絡んで脱出できずがけから転落してしまっ

た。

 思春期の少年たちの生態を如実に描いたということで、

この映画は有名になった。

 私はこの映画でそれほど感銘を受けなかったと思う。た

だ暇人が自分を偽って拗ねているとしか見えなかった。も

ちろん映画評論家の考え方とは温度差がありましたね専門

家といわれる人の考え方は映画の内容をいろんな角度から

見るようですが、一般の人たちは映画がおもしろかったか

どうかということが問題になります。

 この映画で私は、初めて「プラネタリウム」を知りまし

た。当時日本にはまだプラネタリウムがなかったと思いま

す。この映画が日本で公開された翌1957年に東急会館屋上

にプラネタリウムが公開されました。天文好きの私にはた

まらなかったですね。当時は季節ごとに替わる天体の話を

聞きに行ったものです。

 度胸試しといえば、日本ではお化け屋敷が中心だったの

ですが、この映画で始めて命を懸けたレースをやるという

ことも知りました。

 主役のジェームス・デイーンは、俳優になって「エデンの

東」、「理由なき反抗」、そして「ジャイアンツ」の3本の

映画に出演しただけで24歳の若さで俳優としての可能性を

惜しまれながら亡くなってしまいました。

 私は映画を通して、それが外国映画であればその国のい

ろいろなことを知るきっかけになると思うし、地図上にそ

の地の場所を特定してどんなところかなどと想像していま

す。もちろんその場所に行くこともありました。映画って

いいですね、これはM氏の言い方でしたかね。

 


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