合唱では、「乗せる」という言葉が時々出てきます。
「乗っていない」場合は、おおむね下記のような現象になります。
走る。
伴奏より早く演奏しているときなどで、8分音符や16分音符のときに出やすい傾向です。
もたつく。
伴奏より遅れる場合よく言います。
引っ張られる。
伴奏の後から出ます。少し出るのが遅い場合に使われます。
ぶらさがる。
音程が一致していなくて、少し下気味の場合などに使われます。
押しつける。
下降した音が、地面に足を押しつけたような演奏になったときに使われます。
いずれも、NG です。
合唱は、伴奏あるいは他パートの音の上に静かに乗る、合わせることが求められます。
できれば、練習の録音などでチェックして、引っ張られていないか。
遅れていないか、走っていないかなどもチェックしましょう。
音取りの時は、もたつくことが多くなりやすいようです。
音符を見て、歌詞をみて、となると、どうしても遅れがちになりやすくなります。
早く暗譜するか、速度を身につけておいて、アンサンブルに望めるようにしたいものです。