「合唱はしゃべる、合奏は歌う」ように演奏をすると言われます。
詩、ポエムを音読したことがあると思います。
詩を音読する時に、相手に伝えたと思うと、おのずから、抑揚をつけたり、強弱をつけたり、
感情を乗せようとするでしょう。
合唱は歌う演奏法をとります。
演奏記号や発想記号など、たくさんの指定があって、それを、すべて、取り入れたとしても、
それだけでは、お客様が、感動してくださる演奏にはなりません。
演奏者は、自身の心からの思いを曲に乗せて表現をすることで、完結を目指します。
1回、1回が本番のつもりで完結を、目指します。
そうすると、練習の100%以上の演奏になるはずです。
その演奏は、歌っているというより「しゃべっている、会場の皆様に話している」つもりで、演奏すると言うことになります。
弦や吹などの楽器では、歌っているような気持ちで演奏すると言うことです。
料理の時には、料理の基本になる塩加減の言葉として「塩梅」というのがあります。
これが、まさに演奏での「塩梅」だと、思っています。
ひとつ、加わったことで、演奏が一段とかわるのが、実感できます。
知らなかったという方は、ワンフレーズででも試してみてください。