ふうせんのホームページ

合唱とパソコンを趣味として、つれづれなるままに、書き連ねます。

導音の役割

2013-12-31 10:15:20 | 合唱

 「導音」は主音に導く音を言います。

 

音楽の授業の時に、「起立、礼、着席」でよく耳にする和音でおなじみです。

下図の「G7」の「シ」が導音になっていて、「C」の「ド」を導いています。

図1.

 出展→http://www.geocities.jp/otowaza/k_domi/theory.html

 

一番安定した音になります。

下図の例で、赤い丸が「導音」赤枠で囲まれた和音へ導いています。

赤丸の担当パートは、少し高めに演奏し、和音へつなげます。

 

♯、♮の時は高めに、♭の時は低めにとると、よい響きになるのだそうです。

 

楽器のひとつと言える声は、より微妙な音を出すことになります。

他のパートに一番良い響きになるような音を出すことが求められます。

 

参照→ http://oshiete.goo.ne.jp/qa/659278.html

 

  図2.Sラフマニノフ「晩禱」(ALL NIGHT VIGIL Op.37 )15番

  


休符の演奏

2013-12-30 08:01:48 | 合唱

休符は、音の出ないことを現しています。

小学校などでは、休みという表現で習ったでしょうか。

 

音符と休符について、こちらに詳しく説明がありますので、参照ください。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%9F%B3%E7%AC%A6

 

休みというふうにとらえられていますが、実際には、音が出ていない状況にあるということで、演奏を休んでいるわけでは

ありません。

wikipediaでも、減速として続けて演奏されると説明しています。

 休符は通常下記のように表示されていることが多いようです。

 

図1.

 

 時折下図のように繋がった音符の間に休符が表記されていることがあります。

一般的に、休符が入ると、一瞬音が途切れたようになります。

 

音が途切れても演奏としては途切れないという微妙さを残しての演奏ということになるのでしょう。

「ブツっと切らない」というような指導でした。

これらの休符は、休むという判断をされるかもしれません。

 

音は続いている。気持ちは、繋がっている。

けれども、休符が入るという、繊細さ、音符の終わりにある休符も、休符の前でぶつっと切るのでなく心の中で

余韻を少し残すということのための休符とすると、表情が変わってきます。

曲に応じて、その時の、演奏会場の響きの余韻の長さなどによっても変わるものと言えるでしょう。

 

 図2.


ストーブ

2013-12-29 08:38:55 | 日記

話しことばですすむので、なんとなく引き込まれる。

目の前の人が語っているかのような錯覚さえ覚える。

語られる物語も、鎌倉の不思議なはなし。

どんどん、読み進めた。

 

「面かぶり」の話では、高校時代を思い出した。

当時、灯油を着火剤に、コークスをくべるストーブが、教室にあった。

冬場になると、生徒二人がストーブ当番となって、朝、コークス置き場から一山のコークスと灯油などを

教室に運ぶ。

ストーブにくべて、教室を温める。

 

当番は日替わりで、担当するのだが、ほとんど、一番乗りをした自分が当番のかわりにストーブ当番をよくやったものだった。

一人二人と登校してくるとストーブに、当たりながら、世間話などをした。

人数が増えてくるとストーブの周りは生徒で一杯になり、「ハスになろう」とだれともなく言いだし、コーラスみたいに斜めになってあたった。

 

ストーブの上のやかんの周りには、弁当箱を乗せてあたためるのも、冬場の風景だった。

その頃の弁当箱は、アルミ製が主流、ストーブに乗せてほかほかになった弁当を昼に開けると、温かいごはんやおかずの匂いが教室中に

広がったのを思い出した。

 

あの、30分ほどの時間は、至福の時でもあった。

あたたかいストーブを囲んで、腹をわっての世間話、皆一様に笑みを浮かべながら時のたつのを忘れたものだった。

懐かしい、もう二度と味わうことのない思い出は、今では、貴重な体験だともいえる。

 

鎌倉ふしぎ話

東郷隆

集英社文庫


和音を楽しむ

2013-12-28 22:57:47 | 合唱

「楽譜をみるときまず、和音をみます」

どういう和音がどこにあるか。

和音として、音を取れば、他のパートとずれることはないとのことでした。

 

和音には「トニカ(またはトニック)」「ドミナント」「サブドミナント」があり、

 

トニカ       は和声の中心。落ち着きの印象。

           安定と称したブログがありました。

 

ドミナント    はトニカの5度上の和音。緊張した印象。 

          超不安定との説がありました。

 

サブドミナント はトニカの4度上、5度下の和音。 

          発展や外交的な印象。

 

参照 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%92%8C%E5%A3%B0

 

その和音が1小節の中で異なる和音の曲が下図です。

8分音符は走りやすくなるところです。

走らずに子守唄のように横の流れを保って充実した音でとの指導がありました。

 

図 ALL NIGHT VIGIL Op.37

 

「ドミナント」は、色彩検定においては「ドミナントカラー」といって、配色全体の印象を支配する色を言う言葉だそうです。

主調色、支配色とも。

 

 飲食産業には「ドミナントエリア」という言葉があり、チェーン展開する企業が出店戦略により集中出店を図り、他チェーンの追従を許さない

売上占拠率(シェア)を確保した最強エリアのこと、をいうそうです。 出典:清水均著「フードサービス攻めの計数」(商業界刊)


アーメン終止

2013-12-28 09:49:13 | 合唱

楽譜では、段落の終わりを終止と呼んでいます。

宗教曲には「アーメン終止」と呼ばれる終止があります。

 

通常の終止は、完全終止と呼ばれるのに対して、宗教曲の最後にある「amin」をドミソの和音に移行して終止することが多く。完全終止の後に、アーメン終止を付け足あれて歌われることが多いことから「アーメン終止(変終止)」と呼ばれているそうです。

 

「アーメン終止(変終止)」→下属和音から主和音に進み、解決する終止 柔らかい響きをに。

「完全終止」→文章の文末にある句読点のようなもので、安定感を感じさせてくれます。

「柔らかさ」「安定感」の違いを感じ取ってください。

 

参照 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%B5%82%E6%AD%A2

 

図 ALL NIGHT VIGIL Op.37

赤枠で囲んだところが「アーメン終止」。

1番の次の2番の初めにも同じような音符があり1番の終わりは2番の初めへとつながっているものとして演奏されます。 

 

 

 

 

 


合唱の指導者

2013-12-27 09:40:53 | 合唱

長い合唱歴と、自称ジプシー団員の経験から、所属したことのある合唱団は、14団体になりました。

臨時でちょっとかかわったという団はあと2,3団体はあります。

そこで、様々な指揮者、指導者に指導を受けたことが、自分にとって、貴重な財産となっています。

合唱指導者と言っても、それこそ、様々。

得意な分野、得意な事柄、不得手な事、それぞれにありますし、指導の方法も、それこそ人数と同数以上にありました。

同じ声を出す、皆で歌う、そうしたことでも、指導法はそれぞれにあるし、一つでもなく多数のことが言えるということにも、つながっています。

どんどん、他の合唱団、色々な指導者にあって良いことは吸収し、目標をどんどん高めていってほしいと思っています。

『かわいい子には旅をさせよ』と諺にもあります。

井戸の中から世界を見ているより、井戸から出て、周りを観、自身を高めていってください。

歌えれば幸せという方も、時には外の世界の息吹を感じるだけでも、今までと違う世界を感じられるかもしれません。

日々の練習がマンネリに、なったとしたら、それは少し不幸です。

その団の不幸にもつながってしまいます。

 

どうせ、様々な世界を持った人が一堂に集うのですから、刺激し合って、時には外向きになって

練習しましょ。

 


 

[参考]

今までの練習曲及び演奏曲

 

頭の数字の次は合唱団の頭文字

所属した年月 主な曲 

指揮者,指導者(頭文字一字で表記同一人物が異なる団の場合は、重複している場合もあり)

本番に参加した数+チャリティコンサートなどのイベントに参加した数

 

1.T (2001.1-2010.)ベルディ・レクイエム,五柳御酒,ポピュラーソングベストコレクション他

K,S,I,K   本番およそ9回+およそ15回

2.A(2005.11-2012.2)Sラフマニノフ「晩祷」他

K   全曲3回+ジョイントおよそ8回

3.M(2008.6-)第九 第3楽章,メサイヤ,ドイツレクイエム,他

K,T,T     本番3回+およそ6回

4.T(2011.1.-11)ドボルザーク・スタバトマーテル,他

G,U,W    本番2回

5.O(2010.6-11)カルミナブラーナ,

O,N,O     試演会1回

6.G(2008.7-2010.)マタイ受難曲,他

S,T       本番2回+3回

7.T(2010.11-2012.3)ミサ曲ロ短調

M,        本番 0

8.O(2011.5-10)ロシア正教聖歌(抜粋)

O,        本番1回

9.S(2011.4-)合唱組曲「旅」,無伴奏混声合唱のためのアニソンオールディーズ,他

K,A,       本番2回+5回

10.K(2013.3-)コスモフラワー他

K,         本番1回+1回

 

----------------------------------------------------------------------------

 

一時的な応援参加などなので、団名は無記載とし、演奏曲で現しました。

11.ポロヴェツ人の踊り 他

T,          本番1回

12.カルミナ・ブラーナ

N,O,O,     本番1回

13.第九(5分程度の抜粋)

Y,         本番1回

14.カルミナ・ブラーナ

K,         本番 0

 

 

 


固定電話

2013-12-26 13:26:47 | 日記

自宅の固定電話は、ほとんど置物状態。

 

日中の電話にはほとんど出ない。

 

かかってくるのがわかっている時くらいしか利用しない。

だからおれおれ詐欺や、送り付け商法などには、引っかからない。

 

ごくまれに、つい電話に出てしまい、「しまった」と思うことがある。

今回は、あたらしく電話が開通したとかでの、勧誘電話らしかった。

 

電話に出る時は、名前を名乗る。

家族への電話の時は、云々、との手順があるものだが、人はどうなのだろう。

以前、「○○です」と出るという人が8割以上いた。

 

自宅は、家族が出ることは皆無。

自分で出る時は、迷惑めーるならぬ迷惑電話を警戒しつつ、子ども風の声で

出ることにしている。

 

なので、開口一番、自社の名前を名乗ったあと、「大人の人はいますか?」と言われてこちらのほうが驚いた。

たいていは、「お母様はいますか、お父様はいますか」か

「お家の人はいますか」というのが多かったから。

 

電話は相手の性別も、年齢もごまかせる。

ネット犯罪が電話以上の被害になっているとおもっていたが、電話による勧誘はまだ存在しているようだ。

 

便利さに、乗っての犯罪は減って欲しいもの。

ユーザーの不便にどんどん加算されていくのが、また悩みの種になる。

 

電話のよさを、なかなか満喫することのできない昨今。

嘆かわしいと嘆くだけ。

 

 


取説

2013-12-26 07:37:52 | 日記

言葉の話は、興味深い。

 

取説が「トリセツ」として、ユーザーの支持をうけているのには、面白く読んだ。

外国のドラマに取説が出てくることがある。

百科事典のような分厚さだった。

 

日本の取説は、契約時の約款みたいに、小さい字で長ーい文章なのに、閉口する。

とても読む気になれない。

 

器具を使っていて、わからない時に紐解くことが多い。

パソコン関連で、pcを新しく購入した時は、まず、ダイジェスト版で、設置から電源を入れて、初期設定をする。

たいていは、うまくいくが、時折、途中で不明な個所がでてくる。

そういう時は、ネットで調べたり、メーカーに電話したりすることになる。

 

今、某ソフトの使い方の講習を受けている。

解説書にそって、ビデオの講師が、実機を使いながら説明をしてくれる。

手元の説明書も、講師の説明も、いまいちで、困ることがある。

実際の講師もそばにいるので、不明なところを、聞ける環境なので、なんとか進むことができる。

 

ユーザーの視点にないというのが感想。

いずれの取説も、まあ似たり寄ったり、取説は、技術者や設計者の視点で書かれていては、ユーザーには

伝わらない。

 

そういうことを、いまだにわからないメーカーが多くて難儀する。

 

新聞社も知りたい日本語の謎

橋本五郎 監修 読売新聞 新日本語取材班

ベスト新書


合唱練習で休むこと

2013-12-25 07:06:18 | 合唱

毎週一日の練習日は、団員にとっては、大切な人も言えます。

練習日をいわゆる、目標日にして毎日の生活を営んでいることにもなるからです。

365日の長いスパンの中で、急用ができたり、仕事が長引いたり、出張だったり、

家事の都合ができたり、体調を崩すこともあります。

 

本番が近付くと、特に体調には、気を使うのですが、それでも、発熱したり、咳がでたり、喉が痛かったりの

症状が出てしまうこともあります。

 

発熱とか喉が痛いとか、咳がでるなどの伝染性の症状がある場合は、楽友たちのためにも、練習を休む勇気が

必要でしょう。

 

合唱の練習は、団員が集まらなければできないことです。

しかしながら、伝染性の病気のある場合、無理に、練習に参加することは、楽友にうつすかもしれません。

 

合唱においては一番の大敵は、咳です。

 

こんこん咳がでるなら、自分としては軽い症状と思えても、合唱団全員への配慮からいえば、練習は控えましょう。

 

もしかすると練習にならなくなるかもしれませんが、うつしてしまうよりは、賢明です。

 

風邪の季節になると、マスクをしたり、早めに薬を飲んだりして、体調管理をしている人は多いはず。

同じ仲間が隣で「コンコン」などしていたら、内心穏やかではいられません。

 

職場でも、そうですが、平気で人前でコンコンしている人を見ると、「休めばいいのに」と思います。

本人に言えないことが多いので、黙っていますが、はっきり言えば迷惑です。

これから、コンコン風邪の季節。

どうか、体調が良くない時は、休むことを自分のためでもありほかの人のために、休んでください。

 


合唱団の懇親会

2013-12-24 08:16:12 | 合唱

合唱団に所属していると、懇親会というイベントに参加する機会を持つことがあります。

 

練習後に、なじみの店で、なじみのメンバーで一杯との、団もあります。

 

某、団では土曜日の第3土曜日に「サンド会」と称した懇親会をしていました。

 

晴れて本番をした日には、打ち上げと称する懇親会を行うところがほとんどかと思います。

 

練習ごとに、仲間内で、のれんをくぐるというところも。

 

任意参加なので、ほとんど参加しないという人も少数います。

 

ほとんど常連でという人は少数だろうが、合唱をする人は、こういう場を持つのが好きな人が多いのでしょうか。

合唱以外のサークルなどには、参加したことがないので、検討がつきません。

 

しかしながら、合唱の場合は、練習中は、私的な話はほとんどできないし、話す機会もほとんどありません。

 

そうした環境で、横のつながり、仲間意識の高揚、結束感などを育むには、飲み会が手っ取り早いことになります。

 

会社での付き合いとしての飲み会は、無礼講といわれても、節度を要求されるし、心内を開いて打ち解けて

はいられないだろうが、合唱の仲間内なら、そうした懸念は不要です。

 

心を開いて話のできる存在とも言えるでしょう。

 

そのくらいで無ければ、声にもあらわれてくるので、意味がなくなるということにも繋がります。

 

練習後の飲み会が愉しみという人もいて、練習に参加できなくても飲み会には、参加するという人も時折。

 

そういうなかでの悩みのたねとしては、この懇親会参加費の高騰でしょう。

 

10年くらい前は、3,000円未満だったように記憶しています。

最近の懇親会としては5,000円ほどの会費のようです。

 

2次会、3次会に参加すると、一晩で1万円が飛んでしまいます。

帰宅が遅くなって、降りる駅を乗り過ごし、タクシーで帰宅、という羽目の日もあるかも。

 

薄給の身には、練習場への交通費に加えて、この懇親会の費用も、必要経費と考えれば、なるべく参加したいものです。

合唱は、安い趣味を聞いたことがあるが、最近にはたぶん適用しない。

 

合唱したいために、休みの調整のできる仕事を選んでいる身としては、第一に上げることは合唱団への参加なので、合唱

にまつわることへの金銭の出費は、極力、惜しまないでいきたです。

 

「交通費がかかるので、仕事をはじめました」との近況報告をくれた楽友。

合唱にまつわる、あるいは関係することで日々忙しくしていると言った楽友。

 

皆、様々なところで、形で合唱三昧をしているようです。

 

 

 


合唱のための準備運動

2013-12-23 08:48:21 | 合唱

合唱をスポーツに例える人がいます。

合唱は、文科系ではなく、運動系だとも、言う人もいます。

 

練習に入るときにストレッチや、準備体操をして、発声練習をするのアマチュアならはいずれの団でも練習前に行っているのではないでしょうか。

 

ストレッチでも下半身からほぐす。

徐々に上半身までほぐしていく。

歌うためのストレッチをする。

発声の練習をする。

 

そうして初めて、楽譜に向かうパターンになっているでしょう。

 

準備運動は、10分前後から長い所では30分かけるところもあります。

 

1週間に一度の練習の場合、30分くらい必要だろうと思います。

 

つまり歌うための身体の準備が日常では、されていないということです。

 

1週間に一度の練習の場合は、準備運動を2,30分は取ったほうがいいようです。

もし所属している団が、5分程度しかしなかったとしたら、事前に自身で、時間を取りましょう。

 

 


修行

2013-12-23 08:08:18 | 日記

「修行」といえば、肉体の鍛練とか、たゆまぬ努力などと考える。

無敵になる、卓越のために、スポーツなどの場合はトレーナーがついたり、して、総合的な訓練などの管理を

してもらったりする。

修行とは苦しいもの、辛さを伴うと考えがち。

そして目標は、無敵とか、頂点に立つとかになるか。

以前、「ウオーターボーイズ」というドラマを見たことがある。

男子が、シンクロナイズドスイミングをしようと、苦難の中で練習をかさね、晴れの舞台で満場の拍手を得た話。

手探りの練習のなかで、ある、人物に、けいこをつけてもらうことになり、押しかけていく。

水族館でのスタッフをしながら、師匠の、言いつけで水族館の水槽の掃除などをする毎日。

具体的な指導もないまま、何日もたつうちに、男子の不満が爆発。

師匠に迫る。

しかし一見シンクロの練習とは思えなかった水族館での仕事が、シンクロに大切な技術の習得になっていたことを

知らされ、晴れて、プールに、挑む。

見違えるような演技に歓喜する、男子たち。

 

この一見関係のなさそうな、トレーニングが地道な修行になっていたということが、見ている者にも感動となった。

修行って、たいていそんなものかもしれないと思う。

板前の修業とか、落語の修業とか、職人の修業とか、にもありそう。

文化にかんすることにも、この傾向はあるよう。

日々の生活の中で、なんでもでもないかもしれないが、修行に結び付く事柄は、多々ありそう。

 

「自我」着脱の訓練の項も、興味深かった。

 

修行論

内田樹

光文社新書


修行

2013-12-23 08:08:18 | 日記

「修行」といえば、肉体の鍛練とか、たゆまぬ努力などと考える。

無敵になる、卓越のために、スポーツなどの場合はトレーナーがついたり、して、総合的な訓練などの管理を

してもらったりする。

修行とは苦しいもの、辛さを伴うと考えがち。

そして目標は、無敵とか、頂点に立つとかになるか。

以前、「ウオーターボーイズ」というドラマを見たことがある。

男子が、シンクロナイズドスイミングをしようと、苦難の中で練習をかさね、晴れの舞台で満場の拍手を得た話。

手探りの練習のなかで、ある、人物に、けいこをつけてもらうことになり、押しかけていく。

水族館でのスタッフをしながら、師匠の、言いつけで水族館の水槽の掃除などをする毎日。

具体的な指導もないまま、何日もたつうちに、男子の不満が爆発。

師匠に迫る。

しかし一見シンクロの練習とは思えなかった水族館での仕事が、シンクロに大切な技術の習得になっていたことを

知らされ、晴れて、プールに、挑む。

見違えるような演技に歓喜する、男子たち。

 

この一見関係のなさそうな、トレーニングが地道な修行になっていたということが、見ている者にも感動となった。

修行って、たいていそんなものかもしれないと思う。

板前の修業とか、落語の修業とか、職人の修業とか、にもありそう。

文化にかんすることにも、この傾向はあるよう。

日々の生活の中で、なんでもでもないかもしれないが、修行に結び付く事柄は、多々ありそう。

 

「自我」着脱の訓練の項も、興味深かった。

 

修行論

内田樹

光文社新書


ひらがなの歌詞

2013-12-22 08:24:25 | 合唱

日本語の歌詞の場合、楽譜には、ひらがなが並びます。

一つの音符に一文字でいくつかの音符で一言になることが多いので、ひらがなを追っていくと、何のことを言っているのか

迷うことがあります。

 

迷わないために、一工夫しておくと、便利です。

 

工夫として、

「ひらがな表記に、漢字をあてる」

                      明るい      陽射し

あ か る い ひ ざ し      あ か る い ひ ざ し      

♪  ♪  ♪  ♪  ♪  ♪  ♪       ♪  ♪  ♪  ♪  ♪  ♪  ♪

 

「区別がつくように、( )を加える」

や ま の い た だ き      や ま (の) い た だ き

 

「区切りがわかるように / を加える」

お し え て く だ さ い わ た し に     お し え て く だ さ い / わ た し に

 

日本語の場合、区切る位置で意味がかわることもあります。

歌詞の意味を知るためにも、何を伝えているのか、把握するのにも有効です。

 

自分なりの、わかりやすい表記を工夫してみるのも、ありです。

 


退職金

2013-12-21 10:28:28 | 日記

引責辞任の東京都知事に在職1年になったということで1千万円の退職金が支給されるそうな。

一般企業でも、3年未満の退職金はほんの気持ち15年ほど勤めると5か月とか1年分とかになる。

某大企業に勤めた知人は、リストラの影響で、定年前に退職。その代りの退職金が5千万だった。

40年近くつとめてこの金額。

ちなみに、この春、退職した職場の上司は、某企業を定年退職しての再就職、勤続10年弱で退職金は「ゼロ」だった。

 

自分の場合、7年ほど前に15年に満たずにリストラ退職。

退職金は70万くらいだった。

 

都知事は、1年で1000万。

ため息が出る。

5000万円をひょいと借り、すぐに還せる人は、ちょっとのことで大金をすんなり手に入れられる構図が恨めしい。

 

庶民には、まるで縁なし。

巷のクリスマス商戦でさえ、恩恵にあたらない身に、年末の寒さが身にこたえる。