
今回のSEED SHIPのライブは女性が4人。
黒川沙良, 矢野あいみ, 餅田 由紀子, 高橋 遊の順番で、最後の高橋遊さんは
ピアノの原 佳奈子さんと二人で。
4人とも唸るほど上手い。
最近の人はとにかく歌もピアノも上手い。
1970年代からのニューミュージック時代とは技術の差は大きい。
ではニューミュージックが劣るのかと言えば、そうではない。
音楽は歌と演奏の巧さも重要だが、全体的な表現、オリジナリティー、人そのものの魅力が
重要なのは言うまでもない。
歌がそんなに上手くはなかったユーミンや大貫妙子が素晴らしいのは言うまでもない。
でも今回の4人は歌と演奏の巧さを超えて、全体的なレベルの高さが光った。
餅田由紀子さん以外は事前に撮影許可を得たわけではないので写真が無いのが残念だが、
パッと見ただけでレベルが高いのが判ってしまう。
ライブをたくさんやってるのが判るのだ。
そう、最近のミュージシャン(アーティストと言うのが今風)は、たくさんライブをやっているので
上手いのだ。
音楽業界は沈んでいると言われるが、実はライブハウスは増えているのだ。
演奏形態もフルバンドは少なく、ストリート出身も多いので、ギターだけとかピアノだけとか
カホンが参加するとか、そんな小編成の演奏が多くなっているのだ。
詩(歌)そのものも聴きやすい小編成な形態だ。
SEED SHIPはそもそも音が良い。
こういう箱は昔は無かったのだ。
ほとんどは地下のかび臭いような暗い箱で、音響は悪く、タバコの煙がモウモウとしていた。
今はふつうのレストランのような箱が多い。
前置きがまたまた長くなってしまったが、4人を一言で総括すると、
黒川沙良さんはMCはイマドキの高く細い声だが、歌は低く太い声になるので驚く。
歌がすごく上手いし、礼儀正しい。謙虚な雰囲気だが歌は堂々としている。
ホールに響きそうな歌声だ。
矢野あいみさんは、独自の世界観が既にできていて、風景が思い浮かぶ。
感心しきりだった。
やはり歌の上手さは完璧で、大物ミュージシャンのデビュー時を彷彿とさせる。
高橋遊さんは最初はサックスでフュージョンから始まり、どんな展開になるのかと思ったら、
2曲目からは歌い上げるボーカリスト。
関西大学出身で、大阪特有の明るさに溢れており、元気になる音楽。
ピアノの原佳奈子さんはダイナミックで大きなピアノを弾く人。
クラシックの人だろう。

さて、餅田さんは人を惹きつける力のある人。
歌は思いっきり暗かったりする。
今回なら飢餓海峡/石川さゆり まで歌う人。
でもMCは明るい人。
そのギャップが良いのかもしれない。
しかし歌もピアノもMCも上手いよなあ。





餅田由紀子さんはワンマンライブを行う。
以下は、HPからの写し。
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餅田由紀子ワンマンライヴ 】
■日程
7月24日(水)
■場所
四ッ谷SOUND CREEK Doppo
新宿区三栄町1-2 CSビルB1
TEL:03-6380-4245
■時間
開場 19:00
開演 19:30
(終演予定 21:15)
■料金
チケット¥3,500
(1ドリンク+オリジナルCD付き)
■サポートメンバー
スティング宮本(Bass)
下館 直樹(Guitar)
花岡 英一(Drums,Percussion)
当日はCDの販売、写真詩集の販売も行います。
ジャンベも叩きます!
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これは行くでしょ。

さて、小田急の下北沢が地下に降りる直前に初めて聴いた餅田由紀子さん。
はっしーさんも一緒にここで記念撮影したのだった。

今はこんな風になっている。
いつか使い道が決まって、人々が集う場所になるんだろうな。
SONY NEX-6、SONY E 55-210mm F4.5-6.3 OSS 、16-50mm F/3.5-5.6/PZ OSS
