SAILIN' SHOES

デジタル一眼、ライカ等でのスナップ写真や、カメラ、音楽、鉄道・車、子育ての日々雑感です。

Rollei35

2009-08-04 | スナップ
今日、子供は元気にキャンプから帰ってきた。
二人とも楽しかったという。
「写るんです。」(フィルムです。)で撮ってきた写真が楽しみだ。
長男は「皿洗い王」だったそうだが、それを言うと恥ずかしいから
やめてくれという。頑張ったらしい。
次男は「早く寝なきゃいけないのが残念だったな。」と言う。




さて、子供がキャンプ中に室内のレイアウト変更をしたら、
今までは見ることがほぼ難しかったフィルム時代のアルバムが
簡単に取り出せるようになった。
アルバムを収納している扉付きの書棚が机に邪魔されてしまい、
扉が開かなかったのだ。

何万枚というプリントしたフィルムでの写真を見ることができると、
毎晩の楽しみが増える。
中にはママが撮った写真もたくさんある。

少しだけアルバムを見てみた。
ママが鏡に映った自分を撮っている。
この鏡で撮ったのは、[ecco]という洋服屋さんの名前が自分の
呼び名だからだ。
そして、手にしているカメラはRollei 35だ。
それなりのこだわりがあって、買った店は早田カメラさんだ。
早田さんの整備済みなら安心だ。
そして初代のテッサーに拘りがあった。
さらにシンガポール製ではなくドイツ製を選んだのだった。
子供が生まれる前なので、そういう時間があったということだ。

実はRollei35を買うもうひとつのきっかけは、ライカM2の落下事件だった。
私がM6、ママがM2で写真を撮っていたのだったが、
三軒茶屋で喫茶店で休憩中、ママがトイレから青い顔で戻ってきた。
トイレのドアの吊り金具にM2をぶら下げていたら、その金具が壊れて落下、
ファインダーを覗いたら真っ暗にブラックアウトしたままだったのだ。
ファインダーが壊れた場合、その修理は限られた業者しか扱えない。
そこで早田カメラの早田さんに見せたのだった。
「大丈夫だよ。蒸着して直してあげるから。半月ほど時間を頂戴ね。」
ママは早田さんの力強い言葉を聞いて、涙を浮かべたのだった。
涙を拭いたその時、前から欲しかったRollei35が並んでいた。
早田さんは、「よく写るよ。ドイツでもシンガポールでも変わらないけど、
ちゃんと整備してあるから。」
どちらかと言えば、ぶっきらぼうで大きな声でしゃべる早田さんだが、
顔は優しいのだ。

こうやって、ママはM2とRollei35の2台体制になったのだった。
コメント (12)
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