つい先日、大暑を迎え文字どおり暑い暑いと言っているうちに
早くも立秋を迎えようとしている。
・・とは言っても秋とは名ばかりでまだまだ厳しい暑さは
当分続くようだが微かに秋の気配のようなものを感じることも・・・
そして毎年この暑い時期に行なわれ、全国の野球ファンならずとも
多くの人たちが関心を持つ「全国高等学校野球選手権大会」が
明日開幕する。
青空に白い雲・・・いかにも夏を思わせるこの大きな雲も
17日間の熱戦が終わる頃には少しずつ秋の雲へと形を変えて
いるかもしれない。
夏、そして暑さが大好きな私だがこの暑さで思いだすのは
やはり子供の頃の夏休みである。
もちろん(?)その頃の夏の暑さは現在とは大きく違い、こんな
暑苦しさはなく、カラッとした暑さで気温も現在よりはかなり
低かったのではないかと思っていたが、実際にはそれほど
大きくは違わない・・というデーターもあるようだ。
私の感覚では今の真夏日に該当する日はあったと思うが
猛暑日なるものは記憶にないような気がする。
今、連日暑さを感じるのは近年の海水温度の上昇などによる
影響でむし暑さを感じることもあるようだ。
もちろん住む場所によっても違うと思うが、都心部のみならず
全国各地でも建物の構造の変化や、道路の舗装化が進み、
コンクリート、アスファルトの道路に蓄積された熱に因る
ヒートアイランド現象などを考えるとやはり全国的に昔は
もっと涼しかった・・という感覚なのかもしれない。
私は少年の頃(18歳まで)富山県氷見市の海辺で育った。
家から波打ち際までは100メートルぐらいの距離だったので
海とはまさに友達のような感覚で特に夏休みなどは
浜辺で遊ぶことも多く、それが夏、そして暑さが好きになった
由来かもしれない。
私も2歳下の弟も高校では球児にはなれなかったが、中学では
白球を追いかける毎日で、練習の無い日は波打ち際の
硬い砂地を利用してノックと守備練習などもやっていた。
特に私が3年生で部活を終えた(引退)後、弟へのノックは
かなり激しいものだった。
そしてその後は海へザッブ~ンッ・・生ぬるい海水が運動後の体に
心地良くも感じた。
夜になると提灯やそのころにはまだ珍しかった懐中電灯を
持って家から海までの間の小松林周辺でマツムシやスズムシを
獲ったりして遊んだ。
今、思いだすと虫かごなども自分たちで作っていた。
育った地域は違っても私達と同世代の人たちはあの頃
「肥後守(ひごのかみ)」という便利な折りたたみ式ナイフを
常に携帯していていろんなものを作った記憶があると思う。
こうしてあの少年の頃を思いだすと、数々の夏の思い出が
はっきり、くっきりと蘇ってくるようだ。
初夏のころから夏にかけては海に流れ込む小さな小川の
縁に飛ぶ蛍を捕まえて蚊帳の中に入れてその灯りを
楽しんだり、やはり初夏のころから秋までの間にたびたび発生する
夜光虫による綺麗な波を見て心をざわつかせたり・・・
特に夏休みの夜、宿題を終えて波打ち際に立って足元で
煌めく波を見るのが好きだった。
結婚後に千恵子選手が初めて夜光虫で光る海を見て
驚いていたこともあった。
新潟の山育ちの千恵子選手にとっては本当に不思議な
世界だったようだ。
逆に私は山やそこに生えた樹々を見て驚いたこともあるが・・・
そんな夏休みの思いでは今も胸にしっかりと・・・。
ブログ友の皆さんも夜光虫のことはご存知かもしれないが
今日は私が育った氷見の夜光虫で光る海の映像を
ご覧いただきたいと思う。
私が見た足元に光る波打ち際はこのような赤潮の茶色ではなく、
普段と変わりない海水の色だったと思う。
もちろん生臭さなどもなかったのは夜光虫の発生数が
少なかったからかもしれない
富山県氷見市の海面が光ってる!
そして夏を感じるBGM・その第一弾を!
夏を感じる、癒しの音楽【涼しげな 作業用BGM】