２５００分の１の奇跡

旅行のときに撮った写真を整理しました。
夫、私ともに、よく撮れていると思う写真を選んでおき、
来年の年賀状に使うのです。

毎年、この作業をやるのですが
年々、「良い」と思える写真が少なくなっています。

以前は、２０枚に１枚くらいは、「まあいいか」と思える写真はあったのです。
そういう「奇跡の１枚」を、年賀状に使っていました。
でも、今回は、１枚あるかないか。
写真の総数を見たら、２５００枚ほどありました。

鏡で見る自分と、写真で見る自分って、
違うと思いませんか。
毎日、お化粧をして、とりあえずは「よし！」と思って出かけるのに
写真を見ると、「え！私ってこんな顔してるの？」と、がっかり。

録画でテレビ番組を見ていて、一時停止をかけると、
綺麗なタレントさんでも、変な顔をしているときが、よくあります。
白目になっていたり、口の開きかけだったり。
もしかしたら、私の写真も、そういう一瞬を切り取ってしまったのでは？！

・・・というような説明を夫にして、
「ねえ、私の写真って、変な一瞬を切り取ってしまっただけ？
それとも、いつも私って、こういう顔してるの？」
と、聞いてみました。

もちろん、答えとしては、「変な一瞬」と言って欲しいのですが
夫はあっさり「いつもこういう顔だよ！」と・・・。

そうか・・・。やっぱりそうか・・・。
要は、老けちゃったんだよね。
写真を見る限り、残念ながら、私も立派な「おばさん」です。

自分の美意識に自分の容姿が追いついていないことは
よくよく分かっていたのですが、
若さが失われると、もう、救いようがなくなってきた。
若さって大事なんだなと、改めて感じました。

「奇跡の一枚」に出会える確率が、
これからはますます減っていきそうです。

しゃべりすぎた・・・

職場の有志で、軽い飲み会がありました。
こういう場を求めている私としては、
張り切って参加させていただきました。

お酒が入っていることもあり、
皆、少し口が滑りがち。
愚痴や上司への苦言がちょろちょろ。

こういうとき、本当は、「にこにこ笑って受け流し、自分は悪口を言わない」
のが、私の求める、素敵な女性像です。
しかし・・・やってしまいました。
図に乗って、日頃の不満、ぶちまけてしまいました・・・。

ああ・・・言わなきゃよかった。
今は後悔しています。
でも、「自分の不満、分かってほしい」という気持ちがあるのも確かでした。
言いたいけど、言ってしまうと後悔する。

後悔の中身は、「カッコ悪かった」に尽きます。
悪口を言う人って、信頼されないしね。
自分で自分の価値を貶めてしまった。

「強気な小心者ちゃん」だと思ったのですが（漫画です）
飲み会の後、自分の言動、一人反省会。
いつもこの繰り返しです。
飲み会は好きなんですけど・・・。

これからは、愚痴・不満を言わないように気を付けよう。
でも、あまり自信ないけどね・・・。

卵子の老化

「産みたくても産めない～卵子老化の衝撃」
という、ＮＨＫの特集を夫と一緒に見ました。

私にとっては既知の知識の確認になりましたが
夫にとっては知らなかったこともあったそうで
一緒に見てよかったと思いました。

要は、卵子は老化するので
女性が歳をとればとるほど妊娠しにくくなる、というものでした。

私はこの番組を見て、男性が若い女性に心を惹かれるのは
本能なんだな、と思いました。
自分の子孫を効率よく残してくれるのは
ピチピチの卵子をもった、若い女性だから。

夫が若い女性タレントに興味を持つのは悲しいけれど、
神様がそういう風に男を作ったのなら、仕方がない。

よく、日本人の男性が若い女性ばかりに興味・関心を持つのは
日本の社会が成熟していない証拠・・・なんて論調を見かけます。
（欧米の男性は成熟した女性に魅力を感じる等々）
若さという価値に重きを置く風潮は、確かに嫌なのですが
この論調は、いまいち説得力を欠くな、とも感じていたのでした。

特に、若くない女性が言うと、負け犬の遠吠えに聞こえてしまうような・・・。

砂時計の砂が少しずつ落ちていくように
刻々と若さが失われていくのを感じる今日このごろ。
アンチエイジングにすがるのもいいけれど、
私は、できれば堂々と、この自然の摂理を受け止めたいと思います。

平均点がとれればいい

先日、目にした星占いで、心に残る言葉がありました。

「忙しい一週間になるが、
全てを完璧にこなそうとするのではなく
いずれも平均点をとるくらいの気持ちで行くとよい」
というものでした。

これを読んで、私は目からうろこが落ちた気分がしました。

私は塾の講師を始めてまだ間もないのですが、
自分の技術不足で、生徒さんたちに迷惑をかけないように、
少なくとも、自分の持っている力は全部出し切って、
自分にできる最高の授業をしようと、心がけてきました。

授業の準備も、自分が納得するまで、とことんやりました。
そのせいで家事にしわ寄せがいき、夫に迷惑をかけてしまいましたが・・・。

ただ、それだけの熱意をかけても、どうも空回りしているようで、
いまいち、生徒に伝わっている実感がなく、
虚しさも感じていました。

週末は、旅の疲れもあり、
体調を崩して寝ていました。
そんなときに、この占いを目にしました。

なんか、頑張りすぎていたな、と思いました。
自分にできる最高のものを、と、意気込んでいたけど、
無難に平均点をとれていればよかったんだ。

肩の荷が下りて、気持ちが楽になりました。
今週は、普段の授業に加え、勉強会や会議が立て続けに入っているけれど、
このアドバイスを胸に、うまく乗り切ろうと思いました。

今の私にとって、有益な「お告げ」になりました。