継続は力なり？

不満を抱えつつ仕事をしている今日このごろでありますが、
辞めないのにはそれなりの理由があります。

まず、少額ではあるけれど、お金が入ること。
夫の少ない収入で遊ぶことには、抵抗がありました。
今までは自分で働いて稼いでいたこともあり、
人のお金を使い続けることに、どこか抵抗があったのです。
（ぐーたら主婦なので）

また、一日中、誰とも話さないという状況が、耐え難かったこと。
小さいことにストレスをためて、イライラしがちでした。
（お隣さんの嫌がらせとか）
視野がすごく狭くなっているのを、自分で感じました。
今も視野は狭いままですが、
職場で二言、三言、交わす人がいるだけで
気持ちが楽になります。

とはいえ、子供の相手にうんざりしたり、
保護者への連絡が苦痛になったりすることが多いので、
神経を擦り減らす仕事でもあります。
子供が好きで、どっしり構えている人じゃないと、
やっていけません。
およそ仕事というものはそうかもしれませんが
私のように小さなことが気になる、神経質な人には向いていないと思います。

では、なぜ辞めないか。
上記の理由もありますが、
もう一つ、私の心にひっかかっているものがあります。

それは、「継続は力なり」「石の上にも三年」といった、
粘り強さを美徳とする考え方です。
今の仕事は、始めてからまだ１年ちょっと。
ここで放り出してしまっては、何も得られないのではないか、という思いです。

子供に馬鹿にされたり、保護者に軽んじられたり、
嫌なことがたくさんあった１年目でした。
でも、心のどこかで、
「１年目はこんなもんかな。
いずれ、笑い話として話せるようになる気がする」
という思いもありました。

ここで辞めたら、単なる負け犬で終わってしまう。
辞めるにしても、まずはきっちり働いて、知識や技術を得て、
ある程度の収穫があったと思ってからでないと、
自分のためにならない。

他方で、子供の言動に神経を擦り減らしている自分がいる。
自分に向いていないという思いもある。

自分を痛めつけてでも続けるべきなのか。
逃げ出そうとする自分の心を奮い立たせるべきなのか。

小さなことで悩んでいる私がいます。