土曜日は、ウルトラマンショーを見に行く予定だったんだけど、ママは急な仕事のため行かれなくなり、ジイジに行ってもらうことになった。
今回は、事前にきおう君も来ることを知っていたので、予定が合えば、ショーの後で公園で遊べるかなぁと楽しみにしていた。
ショーでは、無事にきおう君に会え、ちゃんとその後の約束もできたんだそうだ。ショーの後に、りょうちゃんはピアノがあったので、2時に終わってから公園に行くことになってたんだけど、ちょうどその頃にママ、帰宅。ジイジの家で文旦を食べてたら、りょうちゃんがピアノを終えて自転車を取りに戻ってきて、ショーのことをいろいろ聞かせてくれてから公園に向かったので、ちょっと行くのが遅くなった。
そうしたら、公園では、きおう君がフェンスのところに張り付いて、りょうちゃんが来るのをまだかまだかと待ってたんだそうだ。かわいいけど、きおう君の気持ちを考えるとちょっと切ない。りょうちゃんも、きおう君を待ってたことがあるけど、他の遊びをする気にはならず、「きおうくん、まだかな?まだかな?」って、待ち焦がれてたもんね。ジイジが、「恋人同士みたいだ」と笑ってた。
さて、ママも少し休憩してから公園に行くと、りょうちゃんときおう君だけでなく、他のお友達もたくさん来ていた。天気もいいし、でも、幼稚園を卒園して親の方が寂しくて、誰かいないかなぁと集まってきたのかもしれない。
昨日、ショッピングセンターで会ったゆうき君のママも、顔を合わせるなり「寂しいね〜」って言ってたので、昨日はみんな公園に来てましたよって言ったら、「じゃあ、うちも行こうか」と言っていた。昨日は、そのほかにも、私と何人かのお母さんが公園でしゃべってたら、りょうすけ君のお母さんが、一番下の赤ちゃんだけ連れてやってきた。やっぱり、誰かいるかな?って思ったらしい。
みんな近くに住んでるから、こうやっていつもの公園に行けば、きっとまた、時々会えるよね。ただ、幼稚園の同じクラスのメンバー全員で何かをすることは、もうできないというのが、一番寂しいことなんだ。会わない子とは、もう一生会わないかもしれないんだよね。たとえ同じ街に住んでいたとしても。
りょうちゃんも昨日、目を覚ますなり、
「ようちえんにいきたくなっちゃった」
と言っていた。
卒園して、まだ実感がなさそうだったけど、なんとなく思うところがあったのかな。
新しい生活が始まると、忙しさもあり、新しいお友達もできて、そういう気持ちも薄れるんだと思うけど、これから先もずっと、同じような経験を繰り返していくんだよね。
そうやって少しずつ、親の手を離れて大人になっていっちゃうんだなぁ。
うう、寂しい😢