え ~ が ~ 天 獄

嗚呼、天国か地獄か、それなりに行き詰まりのパラダイス。
映画を中心に、あくまで個人的好き嫌いで感想紹介。

パパはわるものチャンピオン

2019年04月15日 | ドラマ
2018年 日本(ショウゲート) 111分 ドラマ
監督・脚本/藤村享平
原作/板橋雅弘(作)、吉田尚令(絵)
『パパのしごとはわるものです』『パパはわるものチャンピオン』
出演/棚橋弘至、木村佳乃、寺田心、仲里依紗
   大泉洋、大谷亮平、寺脇康文

(100点) 悪役レスラーの父と息子の絆を描いた大人騙し映画

悪役レスラーの父と息子の絆を描いた人気絵本を現役プロレスラー使って映画化。
強くて優しい父親が大好きだったが、そんな父親がまさかみんなの、しかも好きな女の子までもが嫌う悪役レスラー「ゴキブリマスク」だったなんてっ!!寺田心くん大ショック。
最愛の息子に嫌われてしまった棚橋弘至も大ショック。
かつてはエースだったが膝を痛め悪役レスラーとして大好きなプロレスにしがみついていたが、奮起しゴキブリマスクを脱ぎ捨てるが、それでクビ。
しかし最強チャンピオンから対戦相手に指名され再びリングへ。


面白かった。
大衆向けの児童文学映画のフリしたプロレスマニア向け映画。なんか妙に熱い。
今月になって観た「ドラえもん のび太の月面探査記」はイイ意味で子供だまし映画だった、爆音上映で久しぶりに観た「超時空要塞マクロス 愛おぼえていますか」はオタク騙し映画だった。そしてこれは、子供心が抜けない大人騙し映画だと思う。
小学生の女の子がプロレスファンだったり、みんな父親が好きだったりと、親父たちの夢がいっぱい。大人騙しと言うか親父騙しか。


(2019年4月15日レンタルDVDにて鑑賞)

コーヒーが冷めないうちに

2019年04月15日 | ファンタジー
2018年 日本(東宝) 117分 ドラマ/ファンタジー
監督/塚原あゆ子
出演/有村架純、石田ゆり子、健太郎、波瑠、林遣都
    吉田羊、松本若菜、薬師丸ひろ子、松重豊

(81点) 4回は泣けないけどちょいとほっこりはする小品。

その喫茶店には望んだ過去に戻れると言う伝説がある。
ただし、淹れたコーヒーが冷めきる前に飲み干さないと帰れなくなるし、数分間だけなので喫茶店内だけの時間旅行だし、起こった過去は変えれないし、さらにその席に座っている幽霊がトイレ休憩に行っているときにしかチャレンジできないときている。
でも、波瑠や吉田羊や松重豊がチャレンジ。
そして有村架純もチャレンジし過去のわだかまりとかと決別し未来に向かって生き始めるのだった。


昨年観て普通の評価どまりの映画だったのだが、エンドクレジットの部分が特に好きで、また観たくなっていた。
ちょうどそのタイミングで星が丘三越劇場で上映していたが行きそびれ、レンタルDVDが出たので借りて観た。
この映画での有村架純が思ったほど可愛くないのが私の評価を下げている。
あと、映画よりも舞台劇向きかな、という感じ。
でも、やっぱりエンドロールのオマケストーリーがイイ。
昨年劇場で観たとき、ご多分に漏れずエンドロールが始まると帰る客がいたけど、馬鹿だなー、ここがイイのに!!ほっこりする。DVDだと案外最後まで観ると思うけど必見です。
あと吉田羊の妹役の松本若菜かな。イイ感じ。好き。
小品感ただよう映画でマイベスト映画ではないけど、定期的に観たくなる一本かも。


(2019年4月15日二回目、レンタルDVD鑑賞)