え ~ が ~ 天 獄

嗚呼、天国か地獄か、それなりに行き詰まりのパラダイス。
映画を中心に、あくまで個人的好き嫌いで感想紹介。

ジャックと悪魔の国

2011年02月27日 | ファンタジー
1962年 アメリカ(日本劇場未公開) 94分 ファンタジー/特撮
監督/ネイザン・ジュラン 特撮(モデルアニメ)/ジム・ダンフォース
出演/カーウィン・マシューズ、トリン・サッチャー、
    ジュディ・メレディス、ウォルター・バーク
(80点)名作「シンドバット七回目の航海」の正統なパチモン映画

悪しき魔法使いの王がイギリス国王になろうと二つ目巨人を使ってお姫様を誘拐。それを農夫の青年ジャックが救ったことで国王から騎士としてお姫様の護衛を頼まれる。魔法使いは魔女や双首巨人を使ってお姫様をさらったりし、ジャックは瓶詰め妖精の力を借りてタコ恐竜を使って対抗。微笑ましい死闘を繰り広げるのだ。

特撮の神様ハリーハウゼンの代表作「シンドバット七回目の航海」の企画を蹴ったプロデューサーが同じスタッフ・キャストを呼びつけて低予算で作った類似作品。流石にハリーハウゼンは断ったらしく19歳の天才特撮アニメーター ジム・ダンフォースが特撮を担当。チャチな造型で評価の低い本作だが「七回目の航海」よりも小慣れた感じがして、チープな人形も魔法の産物として見ればコレはコレで有りとも思えて、案外面白かった。
構成・ストーリー・怪物のデザイン、まんま「七回目の航海」と一緒だがそれと比べると写真を見ただけで本編が観たくなる代物ではない。でも、恐竜映画と二枚組1,500円のDVDで観るには十分の面白さだった。

(2011年2月ツインパックDVD代引き込み1713円にて鑑賞)
 同梱作品「おかしなおかしな石器人」


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