富貴蘭讃歌

富貴蘭の栽培記録と勝手気ままな四方山話です。

羆 E

2012年05月10日 | 
あれから1ヶ月 成長開始
本領を発揮しだしました

実はこの羆、羆の中でも最も稀少な白口の羆
昔から実しやかに囁かれている白羆

白系羆独特の
透き通る様な純白の天葉を上げ始めました
子供も羆 同じように純白の天葉
本芸の羆はまるで豊明殿の天葉のよう

あたりも1つ発見
子が青に出るか羆に出るかでは
月とスッポンの違い

あと1,2カ月で月になるかスッポンになるか判断できます

巷では羆七芸と言われております
紺覆輪、黄縞、白餅斑、虎、墨、腰斑、ルビー根
あと一つ抜けているのが牡丹芸
元気のいい羆の天葉は真っ白の牡丹芸で上がります
     羆 八芸です

この羆八芸 大なり小なり建国羆にも共通します
只一つ完璧に違うのが腰斑のでかた
木が幼かったりはぜすぎたりすると
鮮明ではありませんが

通常、中透け紺覆輪が葉裏に透け腰斑に見えたり
軸まで炙り出し はぜるのが建国羆

一方羆は中透け紺覆輪が全体的に葉裏に透けるのではなく
葉裏の一部、付けの上にブロック状の斑を出します
縞の葉からも腰斑を出しますし
暗んだ紺覆からでも鮮明な腰斑がでます

要は葉表の柄の冴えに左右されず
葉裏に部分的に腰斑を表す
これが羆

表と裏、全く別の構造で斑を出すようです
よって焼かなくても勝手に出てきます

また建国羆のように付けの下まで
炙りだされたようにはなりません
よくはぜ過ぎた羆はこの限りではありませんが

見た目ではこの様な両種の相違点が有りますが
一見、判断できない中間的な木も有るのも事実

しかし作してみれば明快な性質の違いがすぐ解ります


さて、もうすぐ全国大会

金曜の夜あたりから風蘭ウィークに突入
ただの風蘭好きの酒飲みの集まりだったりして

同好の士と酒を酌み交わし
風蘭談議に明け暮れるのも楽しいものです














花芽が付いております  本来 今すぐにでもむしり取りたいのですが
一度咲かして花軸の色や花など見てみます
昔から羆の花は弁先に紅をさすと言われております
もし紅をさす花なら 大きな識別点になるかも






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