富貴蘭讃歌

富貴蘭の栽培記録と勝手気ままな四方山話です。

旭昇

2010年11月17日 | 奄美
一家に一台って感じになってきた旭昇です。

増えもよくコントラストのいい切れ込み虎斑。
値段も手頃になり最高の木ではないでしょうか

昔 四国の山野草農園で徳之島山取りフーランの選別
たしか瑞鶴という名で株立ちが鎮座していたのを覚えております。
数千鉢のフーランが栽培されており、そこからの選別との事だったと思います。

フーランの南限は奄美大島と記載されている文献もありますが
実は沖縄にも生息しております。
沖縄の野生ラン研究家の方に教えていただきました。
今でも沖縄名護市近郊の山で見られます。
住宅街のすぐ裏の山で琉球黒松の高い所に黒々とした株が
着生している姿がいくつも見ることができます。

不思議な事にその方曰く名護蘭は絶滅して全くないとのこと。
名護蘭は今でも九州の山に自生しておりますので
沖縄ではもともと個体数が少なかったのでしょう。
今ではその方が中心になり実生の名護蘭を山に帰す運動をされているようです。

ブログを始めて再認しましたが
昔はあちこち珍しい風蘭を求め駆けずり回っていたみたいです。
今から思うと相当暇だったのでしょう。

話はそれましたが 
一時関西で北極星という名で流通したことも有りました。

この木は虎の出やすい木と出にくい木があるようです。
写真の木は虎の出にくい安い方の木ですが秋にはそこそこ虎を出すようです。
斑切れのいい木は下葉まで各葉に切れ込み虎斑が入り最高の気品を
醸しだします。

旭昇は下葉まで確実に虎の入ってる木を買うべきです。
価値が違います。

今回は悪い見本です。


下葉に柄なし


片側にも柄なし

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