富貴蘭讃歌

富貴蘭の栽培記録と勝手気ままな四方山話です。

綾錦

2013年05月01日 | 
この木が昔々九州から綾錦でうちに来た木 
正真正銘の綾錦
九州まで取りに行ったことを覚えてます

既に何株かに株分けしまし
これくらいの株が4,5鉢ありますが
未だ1本も棚割りしておりません

と言うのも
八十宮錦が元綾錦と何故か定説化しておりますし
出せば こんがらがるだけで
偽物扱いされても 木がかわいそうですので

伝え聞いた 本当の話を書きますと
 
実は八十宮が採れたとき
(誰がどこで採ったかはっきりしています)
綾錦そっくりの木が採れたと また綾錦に似すぎじゃないかとか
いやこれは綾錦だと言う人まで出る始末

結局80万で取引されたと聞きます
当時すでに綾錦は150万くらいで取引されてましたので
この時点で価格的にも差別化されたようです

わざわざ本物の綾錦を八十宮錦に名を変え
安く売る人はいないでしょう

という事からも
(山出しされた時期や場所が違うので当たり前ですが)
八十宮が元綾錦というのは間違いで
両種は全くの別物と言う事です

その取引された額が
綾錦と差別化された値段だったという事で
その値段80万がそのまま名前になり八十宮錦に、、、
何とも言えない微妙な命名
由来を聞かなかったら いい名ですのに
すみません

さて
綾と八十宮は 覆輪になれば歴然とした差が出ます
歴史ある某大棚から譲って頂いた綾錦覆輪はこの木の覆輪
うちで出ている八十宮覆輪とは差が明瞭
またよく似た桜錦覆輪は 誰が見てもすぐ違いが判る木になります

縞柄では何となく見分けにくい???宝と金兜も
覆輪になれば一目瞭然
さらに宝と天領も覆輪になれば誰もが間違う事はありません

何故か縞柄の木は覆輪になれば
種の判別が容易になります
不思議なものです










軸に極少し泥を噛みますが 根はほぼ青根

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