古都奈良・修学旅行と世界遺産の街（その２７５７）

北円堂を知らずして奈良の歴史は語れない

「黄色いマンション黒い猫（小泉今日子著・スイッチパブリッシング2016刊）」を読んだ。--------

小泉今日子（こいずみきょうこ1966生れ）女史は、神奈川県立津久井高校中退。1982“私の16才”で歌手デビュー。歌手/女優/舞台/映画/TV/CMで活躍している。著書に“小雨日記/小泉今日子書評集/原宿百景”がある。此の本“黄色いマンション黒い猫”にて講談社エッセイ賞受賞。----------

この本「黄色いマンション黒い猫」の目次は次の通り。“リッチ君のバレンタイン/嵐の日も彼とならば/真剣に親権問題/ユミさんのお母ちゃん/夕暮れの保健室”、“彼女はどうだったんだろう/原宿キッス/天使に合ったのだ/チャリンちゃりんチャリン/海辺の町にて/ラブレターフロム/愛だの恋だの/唯の思い出/飛行機の音ラジカセの音”、“母と娘の喫茶店/あの男/懐古と感謝/あたしのロリポップ/雨の日の246/あの子の話”、“アキと春子と私の青春/渋滞そして人生考/ジョーゼットのワンピース/団地のヌノタ君/ナンパの季節/4月某日の手記/続生い立ちの記/逃避行そして半世紀”----------

この本「黄色いマンション黒い猫」の内容紹介文は次の通り。不思議な原宿の町を観察しようと雑誌の連載を始めた。“原宿百景”と題した連載は/原宿に所縁のある人との対談と/エッセイで構成されていた。原宿を歩きながら過去や未来や自分の心の中を旅した。この本は/その私の旅の記録です。--------

小泉今日子は三人姉妹の典型的な三女である。此の本「黄色いマンション黒い猫」を読んでそのように思った。

古都奈良・修学旅行と世界遺産の街（その２７５６）

北円堂を知らずして奈良の歴史は語れない

「なぜあの人と分り合えないのか（中村隆文著・講談社選書メチエ2024刊）」を読んだ、---------

中村隆文（なかむらたかふみ1974生れ）氏は、千葉大学大学院（社会科学研究科）博士課程修了/博士（文学）取得。神奈川大学（国際日本学部）教授。著書に“組織マネジメントの社会哲学/物語スコットランドの歴史/世界がわかる比較思想史入門/スコッチウイスキーの薫香をだどって/正しさの理由/自信過剰な私たち/リベラリズムの系譜学/不合理性の哲学”などがある。---------

この本「なぜあの人と分り合えないのか」の目次は次の通り。“序章（嫌ならお金を払えばいいのに/の論理/断片化する公共圏）”、“子どもの難問/お金のために勉強させても良いか/偏差値は高ければ高い程良いのか/大学は無料にすべきか/大人の難問/成果主義は善か/強く正しく美しく/犯罪者は犯罪者らしく”、“根本的な問題/思想的背景から解決へ/そもそもリベラルとは何か/思想的な対立を乗り越える/公共の再生/公共圏の可能性/市民的連帯の下での取り組み”---------

この本「なぜあの人と分り合えないのか」の内容紹介文は次の通り。世の中がギスギスしている/心に余裕のない人が多い。学校や職場など社会の至る処から/そんな声が聞こえてくる。意見の異なる人と物別れになる。そもそも話し合いが成り立たない。それでも/人は生きる上で他人と関わらざるを得ない。どうすれば/こうした軋轢を解き解せるだろうか。学歴主義/商業主義/成果主義/ルッキズム/差別という様々な問題を抱える現代人の実践的哲学。不機嫌な時代の処方箋。---------

中村隆文氏は、団塊ジュニア/就職氷河期世代であり/この本「なぜあの人と分り合えないのか」にお書きになった様に/社会的矛盾の中で育たれたのだろう。解決策が書かれている訳ではないが/政治家には必読書として貰いたいと思った。

古都奈良・修学旅行と世界遺産の街（その２７５５）

北円堂を知らずして奈良の歴史は語れない

「観光客を助ける英会話（濱﨑潤之輔著・アルク出版2024刊）」を読んだ。--------

濱﨑潤之輔（はまざきじゅんのすけ）氏は、早大（政治経済学部/経済学科）卒。証券会社勤務/学習塾講師を経て/2004独立して塾を開き小中学生に受験指導をしていた。現在は大学/企業研修講師/書籍編集者として活動している。著書に“中学校3年間の英語が1冊でしっかりわかる本/TOEICテスト990点攻略”などがある。--------

この本「観光客を助ける英会話」の目次は次の通り。“色々なシーンで使える一言（最初の一言/手伝いを申し出る/相手の言葉が聞き取れない/確認する/待って貰う/最後の一言）”、“駅街中で教えてあげたい（付近の駅までの行き方/徒歩/電車での目的地までの行き方/乗り換え含む/切符の買い方1/切符の買い方2/ICカード/外国人旅行者向け割引乗車券を買う/使う/駅構内での目的の乗り場への行き方/バスに乗る/目的地までの道順/タクシーを掴まえる/荷物を預ける/コインロッカー/一時預かり所）”、“観光スポットで教えてあげたい（開館閉館時間/入場料/外国語の案内/パンフレット/ゴミ箱/トイレ/ATMの場所/注意事項/撮影禁止/靴を脱ぐ/行列に並ぶ/無料WiFi）”、”小売店を教えてあげたい/手伝ってあげたい（営業時間/商品の売り場/別店舗への案内/在庫確認/試着/決済方法/クレジット/デビットカード/モバイル決済/免税/有料の袋/包装）”、”飲食店を教えてあげたい（飲食店を探している人に店の説明をする/食券の購入を手伝う/注文するものを決める/店員に注文する/店内の説明/出てきた料理を説明する/会計）”、”気持ちを表す（喜ぶ励ます労をねぎらう驚く/感謝の言葉に応える/誘いを断る）”、”もしもの時（所持品を紛失した/体調が悪くなった/災害時）”---------

この本「観光客を助ける英会話」の内容紹介文は次の通り。困っている外国人観光客を手助けするためのシンプル英語を学ぶ本。英語に苦手意識があっても大丈夫。40場面/240フレーズを収録。その対話例を収録している。---------

濱﨑潤之輔氏はTOEICを梃子にして/世に出た人だ。内容は幼稚園児でも修得出来そうなほどに易しいが/日本人の耳の悪さと/発音の下手さは解決できない。

古都奈良・修学旅行と世界遺産の街（その２７５４）

北円堂を知らずして奈良の歴史は語れない

「運命はこうして変えなさい～賢女の極意（林真理子著・文春文庫2018刊/2016版の文庫化）」を読んだ。--------

林真理子（はやしまりこ1954生れ）女史は、日大（芸術学部）卒/コピーライターとして活動。1982“ルンルンを買っておうちに帰ろう”がベストセラー。1986“最終便に前に合えば/京都まで”で直木賞受賞。1995“白蓮れんれん”で柴田錬三郎賞/1998“みんなの秘密”で吉川英治文学賞を受賞。その他“ミカドの淑女/女文士/美女入門/コスメティック/下流の宴/野心のすすめ/大原御幸/西郷どん”など著書多数。--------

この本「運命はこうして変えなさい」の目次は次の通り。“女について/恋愛と結婚について/男について/生きることについて/家庭について/仕事について/食べることについて/オシャレについて”、“女友達は美人を選ぶべきである”、“女と云うのは綺麗な女に対して/どうしてこれ程厳しいのだろう”、“アホは一生アホのままでいいのよ”、“女が思った事を何でも口に出来る/という立場になるには/年齢/地位/お金/地位の高い夫/の何れかを手に入れなくてはならない”、“女の年齢と電話の長さは反比例している”---------

この本「運命はこうして変えなさい」の裏表紙の抜き刷り文は次の通り。運気を上げ/本当の幸せに近付きたい/そんな人のために/文春編集部が林真理子の連載エッセイの中から/厳選した。幸運を呼び寄せる言葉には/自らを知り/今の自分と向き合うことで/運命を変える一寸したヒントが詰まっている。-------

上昇志向の強い林真理子女史の真骨頂とも云えるエッセイの中の絞りに絞った明言/名言なのだろう。

古都奈良・修学旅行と世界遺産の街（その２７５３）

北円堂を知らずして奈良の歴史は語れない

「美女は天下の回りもの（林真理子著・マガジンハウス文庫2021刊/2018版の文庫化）」を読んだ。--------

林真理子（はやしまりこ1954生れ）女史は、日大（芸術学部）卒/コピーライターとして活動する。1982“ルンルンを買っておうちに帰ろう”がベストセラー。1986“最終便に間に合えば/京都まで”で直木賞受賞。1995“白蓮れんれん”で柴田錬三郎賞/1998“みんなの秘密”で吉川英治文学賞を受賞している。--------

この本「美女は天下の回りもの」の目次は次の通り。“住む世界が違うんです（クローンの街/コレ無しではもう/靴に恋して/その男近付くべからず/其れって常識じゃん/同レベルでないと/無敵のミューズ/ひかるさんの光る髪/お嬢の番頭/涙の勝利/女優界の白と黒/猫背にヒール/コスプレの流儀/納得できます/記憶にないの/スワンの住む世界/両手に小顔/赤っ恥ハンガー事件/いい湯で反省/孤独な闘い）”、“喜ばせたい笑わせたい（自力で買うもん/寝正月を経て/驚かせたい/コーデの決め手に/伸るか反るか女の人生/抜け出さなくては/愛とお金の関係/甘酒の呪い/食欲ない月間/カウンターに座らせて/イケメンと運命の再会/大人のたしなみ/出会っちゃった/美味しいカロリー/野生パワー注入/本物ですよ/ミニじゃないのに/待つか寄るか/オシャレ軍団台湾）”、“いけないことは楽しいこと（甦る記憶/戦友の卒業/気が抜けないね/おニューのサングラス/ガッカリ美女/マリコの藝術ウィーク/ワーク＆チャージ）”----------

この本「美女は天下回りもの」の裏表紙の内容紹介文は次の通り。働く女はね/着物でチャージするの。お洒落もオペラも旅行も/欲しいものも行きたい処も一杯あるから/また働く。コロナ以前のマリコの輝かしき日々。美女入門Part16待望の文庫化。--------

林真理子女史は、この本「美女は天下の回りもの」の表紙絵/挿絵まで自身で書いておられて/中々のセンスに驚いた。