北円堂を知らずして奈良の歴史は語れない
「Go To マリコ（林真理子著・文春文庫2023.3.10刊/2021版の文庫化）」を読んだ。-------
林真理子（はやしまりこ1954生れ）女史は、日大（芸術学部）卒/コピーライターとして活動。1982“ルンルンを買っておうちに帰ろう”がベストセラーとなる。1986“最終便に間に合えば/京都まで”で直木賞受賞。1995“白蓮れんれん”で柴田錬三郎賞/1998“みんなの秘密”で吉川英治文学賞/2018紫綬褒章/2020週刊文春最多掲載回数がギネス記録/同年菊池寛賞受賞。---------
この本「Go To マリコ」のエッセイ集の目次は次の通り。“コロナ来襲（取り越し苦労/今年こそ/人気の職業/一体何処に/不倫は大麻/大陸的/国を越えて/文楽の後で/本当にいるんだ/ややこしい/変わるものとは/今だからこそ/あの年のあの人/誕生日/緊急事態宣言の中）”、“マスクの下の顔は（絞る時/食べることばっか/自粛長いですね/マスク運/名を名乗れ/女帝ユリコ/今に私は/楽しい無駄/風と共に去りぬのトゲ/新しい生活様式/人気者/WHOの悪口/プロとコロナ/コロナの分断/悪口の根元/帰省は楽しい/お盆はつらいよ）”、“まるごとマリコ（待ってました/コロナに負けるな/松茸の集い/マリちゃん/分りません/LINEは怖い/目出度く遂に/仕事がない/トランプ的心/Go To 足湯/ユーはどうして/今回は困りました/必要な選択/目出度しの3日間/寛容って/浪花のドラマ/エンタメとは）”---------
この本「Go To マリコ」の裏表紙の内容紹介文は次の通り。世界を襲った感染爆発もなんのその。未曾有の時代にも躍進する日々を綴った/人気エッセイ集。--------
林真理子女史は/とても正直な方で/高校時代の思い出をさらっと書いておられる。数学が難しくなって赤点（18点）を取ってしまったと白状されているのだ。だからITも同様に分らないとも。天賦の文才はあっても/計算能力には弱いのだ。少し微笑ましく思った。
