北円堂を知らずして奈良の歴史は語れない
「観光特急あをによし」について。---------
“あをによし”は、近畿日本鉄道/大阪難波駅（近鉄奈良線）と京都駅（近鉄京都線）を結ぶ観光特急である。-------
奈良県北中部/京阪神へ通うサラリーマン家族（100万人）の住む大規模住宅団地を東西に横切って/大阪難波駅と近鉄奈良駅を結ぶ近鉄奈良線が交通の大動脈として機能している。でもそれは平日のことであって/日曜や祝日にはダイヤが少しばかり変わる。---------
“観光特急あをによし”の運行本数は1日/4往復あるが/朝一番に大阪難波駅を出発し近鉄奈良駅を経由して京都駅に到着する第１便の往路と/次からの便は京都駅と近鉄奈良駅間の３往復となる。そして/最後の第４便は京都駅から近鉄奈良駅を経由して大阪難波駅までの復路となるのだ。--------
近鉄奈良線の最寄り駅から大阪に向かうためには/生駒駅で急行（または快速急行）電車に乗り換える人が多い。乗り換えに４～５分を要するので/ホームの時刻表を眺めていると/“観光特急あをによし”の日祝ダイヤが/生駒駅9：55発～京都駅10：48着となっている事が分かった。-------
大阪難波に向かう急行の発車時刻は10：50なので、途中で“あをによし”と擦れ違うことになる。-------
特別な鉄道ファンではないが/“あをによし”の紫色の車体は美しく/見惚れてしまう。何処で擦れ違うのだろうと思っていたら/東花園駅辺りで発見した。祝日でもあったのか/駅のホームには写真に収めようとする子どもを混じえた鉄道ファンが大勢いた。--------
予（かね）てより/一度乗ってみたいと思うのだが/朝の往路と夕の復路しか/近鉄奈良線の生駒駅を発着しないので/姿を時々見せてはくれるが/未だに羨望の的の儘（まま）なのだ。
